読んだり食べたり書き付けたり

霊長類ヒト科アゲアシトリ属ジュウバコツツキ目の妄想多め日録

映画

年末年始映画

年末最後に見た映画は『KUBO/クボ 二本の弦の秘密』、年始最初に見た映画は『ダンシング・ベートーヴェン』でした。 『KUBO/クボ 二本の弦の秘密』 『KUBO/クボ 二本の弦の秘密』本予告 11月18日(土)新宿バルト9ほか全国ロードショー 「日本人こそが大感…

2017年に見た映画

2017年イチ推し作品は、とにかく主演の子役、ヤンチェン・ラモの演技の物凄さで『草原の河』! わたしがチベット贔屓ということを差し置いてもダントツ、これです。 チベットに住むある家族の物語!映画『草原の河』予告編 mmc.hateblo.jp 次点は『MERU/メ…

ラモツォ一家続報

日本でもニュースになりました! https://mainichi.jp/articles/20171230/ddm/007/030/084000c www.sankei.com NYタイムズやBBCで流れてるのを、もやもやして見たり聞いたりしてたんですが、とうとう日本でも。 mobile.nytimes.com www.facebook.com ちなみ…

亡命のセンシティブ

昨日は中国で夫が政治犯として収監され、いきなり亡命者になったチベット人女性・ラモツォと子ども達が、その夫ととうとう再会! というニュースについて書きました。今日は続報として、亡命ということのセンシティブさを、映画『ラモツォの亡命ノート』監督…

スーパーなクリスマス・プレゼント!

あす、いやもう今日か、12月28日まで東京・東中野のポレポレ東中野で上映、その後は横浜シネマリンで12月30日から1月1日の元日休みを挟んで12日まで上映予定、大阪の第七藝術劇場では1月13日から26日までの上映が控えている映画『ラモツォの亡命ノート』。 w…

誤読の楽しみ

ライトセーバー。映画『スターウォーズ』シリーズに欠かせない小道具である。 ところでこのライトセーバーのライトはlightなのか、rightなのか。またセーバーはsaberなのか、saverなのか。light×saberならば、見た目通りの「光るサーベル」だが、light×saver…

え、ワーグナーでフランス国旗?/『新世紀、パリ・オペラ座』@ル・シネマ

映画『新世紀、パリ・オペラ座』、予告編を見てすごーく楽しみにしてました。楽しみにしてた理由は「内容が多岐にわたりつつも濃そうなドキュメンタリー」ということ。期待の新人や、次から次へと湧いてくるトラブルを、オペラ座総裁はどう采配したのか? と…

ブレードランナーと攻殻機動隊の根差すところ

2049と2051、この二つの空想未来世界での人間と使われるモノとの関係の差は、どこからきているのだろうか、ということを『ブレードランナー2049』の感想を書いてから考えていた。 mmc.hateblo.jp ブレードランナー=2049の世界では、人間はあくまで人間のま…

人間性の残酷さ/『ブレードランナー2049』@IMAX 3D

いろいろなネタバレがネットを開くと飛び込んできてしまうというのに、なかなか見に行けなかった『ブレードランナー2049』をようやく。3Dである、ということより音の良さを求めてのIMAX 3Dシアター視聴です。見てきた友人のほとんどが闘ったという尿意とは、…

映画『散歩する侵略者』でさらに呟く

いやー、『散歩する侵略者』のBL度合い凄かったわ〜〜! — Mmc (@chevre) 2017年11月8日 映画『散歩する侵略者』、床に転がった相手に上から覆い被さるような姿勢で「おれが必要だろ?」って、尾崎南先生作品ばりのBL濃度で、まったく予想外だったので脳のBL…

概念の作用・反作用/『散歩する侵略者』@アップリンク

映画『散歩する侵略者』予告編 【HD】2017年9月9日(土)公開 アップリンクで『散歩する侵略者』を。演技における演劇的なるものと映画的なるものについて興味深い作品だと聞き知って見に行ったのですが、わたしにとってはそれはおいといて、準主役のBL妄想…

このキモさ、アナタにも分けてあげたい

アンヌ・ヴィアゼムスキーの『彼女のひたむきな12カ月』、ようやく読了。 彼女のひたむきな12カ月 作者: アンヌ・ヴィアゼムスキー,原正人 出版社/メーカー: DU BOOKS 発売日: 2016/07/08 メディア: 単行本 この商品を含むブログを見る ゴダール信者にはお勧…

『ブルーム・オブ・イエスタディ』@ル・シネマ

晴れの休日なので世田谷文学館に行こうと調べたらお休み。じゃあル・シネマで映画を見ようと『ル・コルビュジエとアイリーン 追憶のヴィラ』と迷って『ブルーム・オブ・イエスタディ』に。タイトルと予告編から「昨日咲いた花は今日は咲かない、みたいな悲し…

『アウトレイジ 最終章』@TOHOシネマズ新宿

アウトレイジ 最終章 - 映画特報(15歳未満は見ちゃダメ) 新宿というか歌舞伎町で見ると、ふつう仕様のシアターなのに4DX状態だったりするのだろうか……、などと思っていたのですが、誰かの電話が鳴るようなこともなく、無事に見終わりました。 前2作を見て…

映画『仁光の受難』でボレロを踊っているのは誰?

東京・新宿の角川シネマ新宿にて、10月6日まで上映の『仁光の受難』という映画を見たのですが、その中で赤い円卓の上で能の女面をつけたダンサーが、モーリス・ベジャールの『ボレロ』をほぼまるごと踊るシーンがありました。踊っているのは「結樺レイナ」と…

『ハイジ アルプスの物語』(字幕版)@恵比寿ガーデンシネマ

アニメ版でおなじみの名シーン続々!『ハイジ アルプスの物語』予告編 こないだ吹替を見た『ハイジ アルプルの物語』をやはり字幕版でも。字幕というか元音声だと、感情の迸りが吹き替え版より直接的に感じられるなー。クララが激昂するところとか、と思いつ…

『ハイジ アルプスの物語』(吹替え版)@恵比寿ガーデンシネマ

ハイジに花澤香菜!『ハイジ アルプスの物語』日本語吹替え版予告編 恵比寿ガーデンシネマで実写ハイジ吹き替え版。おんじ役が「おっぱいぷるんぷるん」アテレコ動画で有名なヒトラー役の人で最近、話題。わたしにとっては『ベルリン・天使の詩』の人。 ベルリ…

『静かなる情熱 エミリ・ディキンスン』@岩波ホール

岩波ホールでは9/15までなので、あわてて見に行く。 詩人として、あるいは才ある喪女としてあの時代に生きることの困難さはじゅうぶん、描かれていると思う。けれど、元英米文学専攻としては、エミリ・ディキンスンについての史実として知られていることと違…

『ELLE』@TOHOシネマズ新宿

ヴァーホーヴェンっぽい悪趣味とブラックな笑いを楽しめる映画『ELLE』。どの映画を見に行こうかと、前夜に町山智浩氏の紹介音声(テキスト版はこちら>http://miyearnzzlabo.com/archives/43536)を聞いていて、「この主人公はサイコパスなのでは……?」と思…

『ダンサー セルゲイ・ポルーニン 世界一優雅な野獣』@ル・シネマ

銀のスプーンを咥えて、ならぬ、赤い靴を履いて生まれることの功罪の、主にネガティヴ面を突きつける映画。誰よりも美しく踊れるのに、踊るたびに痛みを伴う、というのは、赤い靴というよりも人間になった人魚姫の両脚のようでもあり。赤い靴を履いて生まれ…

『パリ・オペラ座 夢を継ぐ者たち』@ル・シネマ

やけに粗い映像や頻出するピンボケはあるものの、全編緊張感にあふれたドキュメンタリー。冒頭のエトワール時代のすでに大ベテランと思われるアニエス・ルテステュのジゼルの練習風景からして、驚かされる。エトワールでベテランでも、こんな基本的なことを…

『ムーンライト』@アップリンク渋谷

ようやく見ました。いい映画ではあったけど、アカデミー賞ものか、というと、うーん……。去年のアカデミー賞白色漂白汚染からのバックラッシュなのかなあ、と思ってしまいます。腐女子なので楽しみにはしていたんですが、後半になるにつれ抒情性が鼻について…

映画『ラモツォの亡命ノート』初上映会@新宿歴史博物館

2008年の北京五輪を前に、中国内のチベット人の本音をインタビューして回ったドキュメンタリー映画があります。原題はチベット語で『ジグデル』(=恐怖を乗り越えて)。この映画を撮り、映画の進行役も務めたドゥンドゥップ・ワンチェンは、ただドキュメン…

『草原の河』@岩波ホール

とにもかくにも主演のヤンチェン・ラモの演技がすごい。『ミツバチのささやき』のアナ・トレントを凌駕する、子役というより女優な演技。冒頭、お父ちゃんが嘘をついている時の目つき、顔つき! いま中学生くらいだが、どうしているのだろう。ミツバチのささ…

Howling in the Night 2017―押井守、戦争を語る―@六本木ヒルズ

昨日は毎年恒例、そのために休みを申請してる、押井守まつりこと、「Howling in the Night 2017―押井守、戦争を語る―」の日。実写攻殻をメディアで激賞してたのでその裏とか撮影現場土産話と、タイトルどおりいま現在の状勢についての話などを楽しみに出かけ…

TUFS Cinema チベット映画特集@東京外大府中キャンパス

東京外語大府中キャンパスでのチベット映画「無料」上映会。アクセス悪い場所での昼12時開場というのは、ふだんその時間にようやく起床する自分にはつらいのですが、映画2本にトークイベント付きなので、がんばって行ってみました。【1】1本目の『ティメー・…

『ゴースト・イン・ザ・シェル』@3D・字幕版・IMAX・TOHOシネマズ新宿

見る前後にこの景色が見られるのは新宿IMAXでの余禄。 【実写攻殻ネタばれ注意】 というか、そもそもバラすネタがあるのか? と既視感の嵐に思う実写攻殻ですが、まあまあ楽しめましたよ。そしていろいろと恐れていた事態は起こらなかったけど、別の事態…

ユーリー・ノルシュテイン監督特集上映「アニメーションの神様、その美しき世界」@シアター・イメージフォーラム

イメージフォーラムで3/31までなので、あわてて見てきた。昔見た「霧の中のハリネズミ」「話の話」を脳内で美化していてがっかりしたらどうしよう、と思っていたら、前夜なかなか眠れなかったのだが、実際、ふたたひスクリーンで見ると、デジタルリマスター…

ルキノ・ヴィスコンティ『家族の肖像』@岩波ホール

同じヴィスコンティの『ベニスに死す』と、ルネ・クレマンの『太陽がいっぱい』を思わせる。どんな美女や美少女をキャスティングしても、やっぱりヘルムート・バーガーだけがヴィスコンティにとっての主役で女神だというのが、大画面&デジタルリマスターさ…

『天使にショパンの歌声を』@YEBISU GARDEN CINEMA

日本版タイトルがこっぱずかしいのと『天使にラブ・ソングを…』の劣化コピーなので注目していなかったのですが、1960年代のカナダにおける学校教育の政教分離がモチーフと知って見ることに。日本版タイトルからは予想できないほど、骨太でシビアな内容でした…