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舞台

アクラム・カーン版『ジゼル』二度目@東劇

新年初映画館、かつ二度めのアクラム ・カーン版『ジゼル』は夫の人と一緒に。夫の人曰く「群舞がテクでいうと三角波がビシッと立ってる感じでとてもイイ! ただパドドゥはあんまり……」。 パドドゥはわたしは違和感なく見ていたけど、クラシックバレエ的な「…

2018年に見た映画

映画館に見に行こうと思って行けなかった作品がけっこうあった気もしますが、まずはベスト10を。 ❶『パッドマン 5億人の女性を救った男』インド映画に必須といわれる九つの要素をしっかり活かしつつ、発明家の理解されなさと孤独、焦燥がじりじりと迫ってく…

さいきん見たバレエ関連映画四本

腰が治らずバレエのレッスンに行けていないので、自然と(?)映画を見る回数が増えていました。しかも、バレエ関連映画ばっかり。 『マチルダ 禁断の恋』@恵比寿ガーデンシネマ www.youtube.com 「仕掛けられた恋」「ロシア最大のスキャンダル」とかいう宣…

アクラム・カーンの『ジゼル』@東劇

www.youtube.com イングリッシュ・ナショナル・バレエ(ENB)団による、振付家アクラム・カーンによるまったく新しい『ジゼル』の映像版を東銀座の東劇で見てきました。東劇での上映期間は11月30日~12月6日、間をおいて12月14日~21日なのですが、その前半…

『白鳥の湖』シュツットガルト・バレエ団@東京文化会館

フォーゲルとアマトリアンの『オネーギン』と同じ主役ペアでの『白鳥の湖』。同じペアで見た『オネーギン』もそうでしたが、メリハリ効いたアリシアに持ってかれたというか、最後まで運ばれた感じが強い『白鳥』でした。とはいえなにかこう、釈然としないも…

『オネーギン』『マチュー・ガニオ ポートレート』『ボリショイ・バレエ 2人のスワン』

シュツットガルト・バレエ団メンバーの初日か、『オネーギン』が国民的作品の国のバレリーナのディアナ・ヴィシニョーワがタチヤーナの二日目か、それともオネーギンがパリ・オペラ座バレエ団のマチュー・ガニオの三日目か、悩みに悩んで初日のチケットを取…

英国ロイヤル・オペラ・ハウス シネマシーズン 2017/18『白鳥の湖』@TOHOシネマズ日本橋

www.youtube.com ロイヤルバレエの『白鳥の湖』改訂版を映画館で。最終日だからか、平日だけどかなり席は埋まっていました。 マリアネラ・ヌニェスとワディム・ムンタギロフの主役二人が安定を超えて光り輝くようなバレエで、衣装や背景、舞台美術を見る余裕…

あらためての世界バレエフェスAプロ覚え書き

当日は通常よりかなり早起きでクラスレッスン見学会のあとのAプロ鑑賞だったため、記憶が飛んだり曖昧なので、覚えている分だけ。 ◆エリサ・バデネスとダニエル・カマルゴの「ディアナとアクテオン」。カマルゴの「肉体が衣装です」っぷりがまずすごい。バレ…

世界バレエフェス〈ガラ -Sasaki Gala-〉とファニー・ガラ

Aプロ、Bプロと見てきた三年に一度のバレエフェスも今日で終わり。数日ずつの公演のA・Bプロとは違って一日だけの公演のみのガラは、チケット入手の競争率が高くて、これまで見たことはありませんでした。が、「コンテンポラリーが多い」とか「最後にダンサ…

世界バレエフェスBプロ

今日は世界バレエフェス Bプロへ。昨日が遅番の勤務日だったのでなかなか起きられず、前奏の間に席に滑り込むという迷惑行為を働いてしまった……。鑑賞中は、今日は朝のクラスレッスン見学がなかったのと、2回目の休憩にレストランでサンドウィッチを補給した…

世界バレエフェスAプロ・クラスレッスン見学会

三年に一度の熱狂の祭り、開始。というわけで昨日は世界バレエフェス出演者のクラスレッスン見学会で朝から上野の東京文化会館へ。上野公園のなかを通って来たのですが、それでも暑く、開場までカフェで涼んでいました。 さすがの暑さに朝9時過ぎだけどテラ…

『リーズの結婚』@東京文化会館

www.youtube.com いきなり愚痴ですが、一昨日、五月二十七日のバーミンガム・ロイヤル・バレエ団、『リーズの結婚』の東京シティの演奏もひどかった……。 「一週間前の『眠りの森の美女』より少しまし?」と、夫の人に言ったら「(『眠り』の)チャイコフスキ…

絶対音感の幸不幸

先日、また絶対音感持ちの弊害を感じることがあった。感動的とうわさの、85歳の女性が弾くシューベルト動画を見たのだ。 9post.tv たしかに演奏は感動的だ。だが、微妙な音のズレに、調律〜! 誰か調律師を〜〜! と聴覚が悲鳴を上げる。ヤマハのこれなら出…

東京バレエ団ファミリー公演『真夏の夜の夢/セレナーデ』@東京文化会館

最初の『セレナーデ』が夢のように美しく、かつチュチュの衣装デザインのおかげで妙にエロティックでハァハァしました。なのに両隣のおばさま二人とも寝てるし。こんな美しいものを見逃すなんて、もったいない! https://twitter.com/TheTokyoBallet/status/…

4/28からは相田みつを美術館でチベフェスPart2

アースデイ東京でチベット紹介エリアに来ていただいた方、ありがとうござました! 例年、二日のうち一日は荒天なので心配していましたが、二日とも快晴! 暑いからTシャツが売れるかしらと思っていましたが、意外と例年ほどには売れず。チベット医学に基づい…

4/20からは東京チベット・ウィーク♪

明日、四月二十日から二十二日まで、東京・護国寺でチベット・フェスティバル2018が行われます。ちょっと置いて、四月二十八日から五月六日までは相田みつを美術館でも。 インドからやってくるチベット仏教寺院の僧侶による ・観音砂曼荼羅の制作 ・仮面舞踊…

ハンブルク・バレエ団『椿姫』@東京文化会館

ハンブルク・バレエ団のジョン・ノイマイヤー版『椿姫』最終日の4日を見ました。ガラなどで第三幕の「黒のパ・ド・ドゥ」は何度となく見ていましたが、生の舞台を通しで見るのは初めて。 www.youtube.com なお1日に同じキャストでリハーサルも見ていたけど、や…

年末年始映画

年末最後に見た映画は『KUBO/クボ 二本の弦の秘密』、年始最初に見た映画は『ダンシング・ベートーヴェン』でした。 『KUBO/クボ 二本の弦の秘密』 『KUBO/クボ 二本の弦の秘密』本予告 11月18日(土)新宿バルト9ほか全国ロードショー 「日本人こそが大感…

え、ワーグナーでフランス国旗?/『新世紀、パリ・オペラ座』@ル・シネマ

映画『新世紀、パリ・オペラ座』、予告編を見てすごーく楽しみにしてました。楽しみにしてた理由は「内容が多岐にわたりつつも濃そうなドキュメンタリー」ということ。期待の新人や、次から次へと湧いてくるトラブルを、オペラ座総裁はどう采配したのか? と…

継承と発展について/モーリス・ベジャール・バレエ団Bプロ@東京文化会館

昨夜のモーリス・ベジャール・バレエ団Bプロは、「ピアフ」「兄弟」「アニマ・ブルース」「ボレロ」の4作品。中二つがジル・ロマン作品だったのだが、ベジャール作品とのオリジナリティの差が色々と厳しく感じられた。 ベジャール作品はヨーロッパの南や、地…

バレエの『魔笛』、歌劇の『魔笛』

「魔笛」 ~ モーリス・ベジャール・バレエ団2017年日本公演 ベジャール・バレエ団の『魔笛』日本公演は、4公演のうち、あと1公演を残すのみとなった。 モーツァルトの歌劇『魔笛』は、オペラ歌手にふとましい方々が多いため、禍々しいはずの夜の女王に対比…

バレエ『魔笛』モーリス・ベジャール・バレエ団@東京文化会館

ベジャールの『魔笛』、モーツァルトの音楽をバレエで見るというのがこれほどの歓びだとは思わなかった! というくらい面白く見ました。モーツァルトが、まるでベジャールがそのように振り付けるとわかっていたかのように音楽とバレエがシンクロするシーンは…

つむじ風が台風になる舞台の中心は4人

日本人メインの観客の前で、日本人の役者と日本語のせりふメインで成立した、最少の役者による最大の効果。海の向こうとマレビトが登場する円還する物語構造は、どうしてもわたしに「澁澤龍彦的なるもの」を思い出させます。英語でイギリスの役者+野田秀樹で…

『Show The BLACK』

かねてからの望みどおり、連休の最終日、大川興業本公演『Show The BLACK』を見に行った。下北のスズナリで、1時間半のあいだ、舞台も客席も真っ暗なまま、休憩ナシの演劇。出演者は明かされず、声と体を使った音と気配で進行する舞台。地上波TVの情報のみか…

ものすごくひさびさに

大川興業の本公演を観に行こうと思う。斬新すぎる手法、だけど再演。すごくどきどきする。今月の連休中にあるマチネの席は少し安いので、狙って行くつもり。 "一時間半真っ暗闇の舞台"、音と気配だけの世界の"無見劇"(中略)多くのお客さんが途中で退席する…

ひとときたりともとりこぼせない舞台『エレファント・バニッシュ』

セリフが聞き漏らしそうに大量なわけでも、難解なわけでもない。村上作品の、誰でもわかる平易な言葉によるセリフが話されているステージでした。 でも、舞台の上で俳優達が動くたび、村上作品の、あのシンプルな言葉の列の間から仄見える、不安やほほえまし…