読んだり食べたり書き付けたり

霊長類ヒト科アゲアシトリ属ジュウバコツツキ目の妄想多め日録

読闘

老後の計画に理想などない

今週のお題「理想の老後」と言われてふと気づきました。なんとワタクシ、あと五年で池内紀さんが東大を早期退職して「隠居」に入った年齢になるではないですか。 でも当方、凡人なので、五年後も今の仕事を変わらず遊び気分で(霊長類ヒト科アゲアシトリ属ジュウバコツツ…

毒親持ちが見る 映画『フリーソロ』@新宿ピカデリー

www.youtube.com わたしは登山記録とバレエを見るのをやめられない。それはどちらも、「人間は、身体をここまで拡張できるなら、 精神も拡張できるのでは」という希望を持たせてくれるからだ。そんなわけで待ちに待ったクライミングのドキュメンタリー映画『…

『ディリリとパリの時間旅行』@恵比寿ガーデンシネマ

美しいものを見たなあ、という感慨に浸ることができるフランス風アニーのような映画です。 「子どもはあんなこと言わないでしょ」と感じるようなディリリの言葉も、「いや、でもここまで徹底的にフランス語を身につけた、しかも女子ならこの年齢でも言うかも…

声はすれども姿は見えず、ほんにスパムは蚊のような

今週のお題「夏を振り返る」ですが、今年の夏も蚊に刺され、そしてなかなか痒みが引いてくれません。しかも暑さがぶり返したせいか、蚊も復活したようで……。あの羽音を聞くと、仕留めるまでは寝られない、と思うのですが、敵もさるもの姿をなかなか現しませ…

追悼 池内紀さん

‪ “ユダヤ人”という存在 (池内紀の仕事場 2) 作者: 池内紀 出版社/メーカー: みすず書房 発売日: 2005/09/17 メディア: 単行本 購入: 1人 クリック: 1回 この商品を含むブログ (3件) を見る いま、『〈ユダヤ人〉という存在 』を少しずつ読んでいる。一昨日…

荒俣宏展@神保町・クラブ ライブラリー

www.bunkanews.jp 今週のお題は「わたしの自由研究」ということで、社会科見学的に神保町の日本出版クラブビルのロビーにあるライブラリーで、今月末まで開催中の荒俣宏展に行ってきました。 神保町の日本出版クラブビルのロビーライブラリーで今月末まで開…

脳内欲しい本リストの崩壊

まただ。たしかに買おうと思っていた新刊書があったのに、それが何の本だか思い出せない。新聞の書評欄や広告欄、ツイッターで流れてくる読書感想で知って興味を持った本を、メモせず脳内の「欲しい本リスト」に雑多に積み上げた結果がこれだ。 「欲しい本な…

『ホフマニアダ』『マイリトルゴート』@東京都写真美術館

恵比寿の写真美術館で『ホフマニアダ』と『マイリトルゴート』。『ホフマニアダ』はもう少し家から行きやすい渋谷のイメージフォーラムで、けっこうな期間かかっていたのに、気づいたのが終映間近で、次にスクリーンで見られる機会をうかがっていました。 ww…

消すと増えるよ

#boysdancetoo というタグをあちこちで見かけて「なんだろう?」と、気になっていたのですが、つまりこれが発端なのでした。 front-row.jp news.livedoor.com アメリカの保守層的な感覚だと、王子たるもの逞ましく男性的にのみ成長すべきで、白タイツなんぞ…

遠出して美術館

夏は暑くて何もできない……、と言いながらも先日、夫の人と水戸に行ってきました。 なぜ水戸かというと、夫の人が崇拝する手塚治虫先生の生誕90周年記念の原画展を、千波湖近くの茨城県近代美術館でやっていたからです。 www.asahi.com いろんなものが入って…

怪談で、涼しくなれる?

夏は、「怪談を聞いて涼しくなろう」というキャッチコピーを、一度はどこかで見かける気がします。「怪談を聞くとぞっとして背筋が寒くなる」→「夏は暑いから怪談を聞いて納涼」ということなのでしょう*1。 ところでほんとに皆さん、怪談を聞くと寒くなりま…

同人誌 新・旧、その他の日記

・その1:C96を終えて 夏コミ打ち上げで知った、校正すべきもう一つのテキストの流れが手違いで堰き止められてたという事実に気が抜け、眞踏珈琲店さんでコーヒーゼリーとジョージ朝倉の描くかわいい女の子に耽溺していたら、ゲリラ豪雨で傘をお借りする羽…

夏コミ直前! 新刊のお知らせ再び

C96夏コミ、Mmcの新刊は『クズ度で見る古典バレエ』、16ページ、予価200円です。日曜西館あ09bの暗黒通信団で出品します。 ロマンチックで優雅なはずの古典バレエの王子さまたちは、現代の基準から考えたら軒並みクズ?! その上、クズというよりワルでしか…

『Noism15周年記念公演』@めぐろパーシモンホール

noism.jp 15周年記念公演ということで、これまでのNoism長編作品群を短縮してオムニバス形式に編み直した『Mirroring Memoriesーそれは尊き光のごとく』 と、新作『Fratres Ⅰ』。 www.youtube.com Noismは、これまで見たいと思いながらもなかなかタイミング…

エイフマン・バレエ『アンナ・カレーニナ』@東京文化会館

www.youtube.com エイフマン・バレエの『アンナ・カレーニナ』を東京文化会館で。衣装や屋敷などが黒っぽくてゴスっぽいのがわたしは好きだけど、好みが分かれるところかもしれません。 それよりなにより、カレーニン役のセルゲイ・ヴォロブーエフがかっこよ…

夏コミ本のお知らせ

いつもバタバタだったりお知らせできないままコミケが終了したりはたまたコピー本でコミケ当日しか出さないのに事後だったりしているので、今回は早めに入稿したのを機に、夏コミ本のお知らせ。 夏コミは日曜西館あ09bの暗黒通信団で出品します。タイトルは…

映画『ゴジラ キング・オブ・モンスターズ』

世間はディズニーの『アラジン』流行りのなか、公開時間も限られてきたハリウッド製ゴジラを見てきました。そのうえでこの映画、客電がつくまで絶対に帰らないことを、まずお勧めしておきます。 www.youtube.com とにかく素晴らしかった! 芹沢博士は現代な…

やる側とやられる側は常に地続き

www.webdoku.jp 2015年に出版された『サリン それぞれの証』を読んだ。著者は本の雑誌社と縁の深い木村晋介、椎名誠の「東ケト会」シリーズを読んでいた者にはキムラ弁護士として知られる。 www.shiina-tabi-bungakukan.com この本を通勤中の地下鉄で読んで…

罪深き不正:神学者が神学者とその論文を捏造

「神学者が神学者とその論文を捏造」って、な…… 何を言っているのかわからねーと思うが、おれも 何を読まされたのかわからなかった……。 神学者カール・レーフラーは、 存・在・し・な・い・ッ……!!! www3.nhk.or.jp いや、東洋英和の院長の研究不正の話な…

肉好き&ヴェジタリアン夫婦のなれそめは?

今月は激務、というか今年に入ってから激務で、チベット正月にチベット料理店にも行けてなかったのですが、今日の休みは時間が取れて、チベット人書家と夫の人とチベット料理店タシデレで晩ごはん。二人は英語で話すので、わたしはたぶん話してる内容の1/2〜…

今年もチベットピースマーチを行いました

いつも渋谷や六本木、新宿だったのですが(ピースマーチ前に抗議の声を届ける中国大使館が麻布税務署近くなのもあり)、今年は三月九日に浅草で行いました。雷門前を通るコースでした。 We want justice ! We want Human Rights ! #TibetanUprisingDay #Free…

ストレッチ教室、レッスン覚え書き、そして思い込みについて

◆ストレッチ教室 二回目は60分コース。日本語学科卒のトレーナーさんと、わたしの仕事の話から、書き言葉と話し言葉などについて話しながらキツさを紛らわせる。 文学は芸術作品だけど、新聞記事や雑誌記事は工業製品、たまにどちらにもどっちともいえないも…

映画『FREE SOLO』ロードショー祈願@日本!

第91回アカデミー賞の最優秀ドキュメンタリー賞は、クライミングのドキュメンタリー映画だった! それについて長ったらしくも熱苦しく語るので、今回は目次を導入してみました。 究極のクライミング映画、アカデミー賞受賞! 映画、ドキュメンタリー、登山も…

ムーミンで腐妄想

バレンタイン商戦たけなわですね。バレンタインのかわいらしいパッケージのチョコレートの前だと、さすがに腐女子も妄想しないだろう、と思うでしょう。 だがしかし、バレンタイン商品でもわたしは元気に腐妄想しています。 ◾︎スナフキン×ムーミンパパ メリ…

映画『メリー・ポピンズ リターンズ』@TOHOシネマズ渋谷

ディズニーのオリジナルストーリーですが、この「メリー・ポピンズ」なら天国のトラヴァースさんも「ふん、まあまあね」と言ってくれそう。わたしは大満足でした! 冒頭のガス灯のあるロンドン、そしてセントポール大聖堂ですでに涙ぐんでいたほど、心の中の…

溢れる本、流れる本

積ん読本の山が発達して積乱雲や山脈のようになっている。 わたしが子どもの頃はさておき、高校や大学以降、本というものは「お、いいな」と思った時に買っておかないと、あっという間に手に入らなくなってしまうようになったので、読む時間の確保はさておき…

神社よりお寺

小正月も過ぎて旧正月も近くなったけど初詣のこと。 元日は近所のお寺に行った。お寺の近くの大通りには神社があるのだが、ふだんは閑散としているのに行列ができていて驚く。 一方、神社に隣接しているわけではない、少し離れた場所のお寺は、こじんまりと…

映画『ボヘミアン・ラプソディ』@TOHOシネマズ上野

最初は見るつもりはなかったのです。というのもわたしにとってクイーンって、曲は知っているけど特にファンでもなくて、フレディ・マーキュリーはしまあつこ先生の『8ビートギャグ』や、彼を元ネタにしたのであろう江口寿史先生描くところのトーマス兄弟と…

【気になる言葉】きゅうたいいぜん・だいそれた

先日、大家さんに「別府の地獄ってね、一巡りでいくら、じゃなくて、一地獄ごとにお金がかかるのよ、フフフ」と言われ、「これがほんとの『地獄の沙汰も金次第』か」と感じ入ったのですが、本当でしょうか。去年、別府方面には行ったのですが、地獄巡りはし…

お風呂が沸く音

しばらく前に、賃貸で住んでいる我が家の給湯器が新しくなった。 その新しいNORITZ(ノーリツ)の給湯器で、お風呂が沸いた時にワンフレーズ流れるメロディの元曲、ドイツの曲だと思うのだがタイトルが思い出せずに気になっていた。 「鼻歌アプリに聞いてみ…