読んだり食べたり書き付けたり

霊長類ヒト科アゲアシトリ属ジュウバコツツキ目の妄想多め日録

『イノセンス』試写会

高校のときに押井守のおもしろさを教えてくれたともだちと、行ってきます。うわー、興奮して寝られない〜!

というわけで見てきましたが… 参ったなー、感想書きたくてたまらん。しかしネタばれしないように書いてもネタばれなんだよね。なんといってもいつだって押井守の世界観がどう提示されたか、ということが彼の作品における「ネタ」なわけだから。

とりあえず、支障ないだろう程度のことを書き留めておくと、

・相変わらずセリフはガトリングガン斉射なみに多いです
・『天たま』『うる星』以来変わらない監督お気に入りのシチュエーション満載です
・監督、もはや澁澤チルドレンなことを隠す気はないっていうか、モチーフはもちろん、大量のセリフに引用されるテキストの選択といい、全開です
・上記の点含め、押井演出がメジャーな方向にパワーアップしてます(ジブリの敏腕プロデューサーが加わったおかげか?)
・感動という言葉で予想されがちな「観終わったあとのすっきり感」は相変わらずありません
・しかしながら/だからこそすばらしい作品になってます
・そのすばらしさは『パト映画版』1・2のように、数年を経て「あれはこのことを予見してたのか」というときのお楽しみのために、映画館で観ておいたほうが絶対にいい! というすばらしさです(一般公開されたらもう一回見に行く気満々です)
・要するに押井守作品はやっぱりアニメに限る、という話です

こんな感じでしょうか? ネタばれ(世界観バレ)にはなってないと思うけど…。早く一般公開を観に行って、パンフレットと今回遠くて読みきれなかった字幕を確認したい!