不在と玄米 - 読んだり食べたり書き付けたり

◆不在にして永遠の1/6

高校からの友だちの結婚式だった。ひさびさに6人の仲間の内、4人が集合。新郎新婦双方の主賓は、ともに祝辞が簡にして要を得ていて、無理に褒める必要がないふたりであることをあらためて思った。

しかしどうも、ふたりが幸せそうにケーキカットしたあとの美しいベストショットだとか、新郎の結婚に向けての宣誓の言葉に涙ぐむ花嫁だとか、なんでもない瞬間に涙が出る。横を見ると、1/6の1/4もそうらしい。と、思ったら、

「Kちゃんがいたら、いちばん祝福しただろうにね」

と、わたしだって思ってはいたけど、言語化しないようにしてたことを言いやがる。おかげでもうその後は雛段真ん前だっていうのにポケットティッシュ使いまくり。もっとも、都合で来られなかったもうひとりの1/6の1/4がいたら、大洪水になっていたかもしれないが。

宴の終わり近く、花嫁からその父へのメッセージを聞いているときも、彼女とKがやりとりしていたユーモア漂う空気が含まれていて、笑いながら泣いていた。

まったく、死んでも不在で存在を示し続けるんだから、Kよ、あんたってやつは！　もちろん女子だけの三次お茶会でも、Kは存在し続けた。とはいえ、もう10年近く経つことなので、かつてとは異なり、軽やかに。

書いてても泣けてくる、のはトシのせいだろうな。

◆パーフェクトプラス　バランスミックスビスケットブルーベリー味

玄米配合、の文字で買ってしまった。ふつうにおいしかったです。
チョコクリームサンドのほうもそのうち買ってみようっと。