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霊長類ヒト科アゲアシトリ属ジュウバコツツキ目の妄想多め日録

アンリ・シャルパンティエ銀座本店

バースディらしいスイーツが食べたい! という当方の希望(っていうか妄執)により、日曜ながらお仕事帰りの連れと有楽町無印で待ち合わせ。あの無印はやばいですねー。ないものはないよ。あのなかで住みたい。一週間くらい貸切で。ただ、パン屋は信用なりませんね。テーブルパンは惹かれるものがいくつもあるけど、スコーンって名前でドーナツ屋で売ってる甘いマフィンそのものを売ってるんだもん。

途中、オペークでランジェリー見たりとかして、さて、アンリ・シャルパンティエ銀座本店。神戸の居留区にあるようなビルのB1がサロン・ド・テなんだけど、なにもかもがアンバランスなお店でした。

一回から地下へ降りる階段は、フューシャピンクと白のダミーな本が収まるぐるりの黒い本棚に隠し扉のトイレが、映画『エリザとエリック』めいてステキなのに、その先は席間狭すぎの詰め込み空間。なのに、売り物のクレープシュゼットは、ホテルで使われる移動式コンロを席まで転がしてきてフランベ。でも、それを厨房に戻すのに、客と擦れ違えないようなレイアウトの店でやるものだろうか? いや、客と擦れ違えって言うんじゃなくてね。擦れ違えても客を先に通すべきなわけだけど。

で、詰め込み式なので、もちろんテーブルは狭い。1テーブルに2人着席すると、お互いのスイーツのお皿が載っただけでも狭っくるしく感じる。わたしは紅茶のポットが落ちやしないか、ひやひやしながらナイフとフォーク使ってました。なのに、お店は「お菓子とお飲み物のおいしい組み合わせをプロデュースする姿勢」を媒体でアナウンスしてる。ちなみにわたしのはチョコレートクリームとりんごのパイにチョコレートアイス添え。このスイーツが美味なだけに、それが肩身の狭い舞台で消費されてるのがかわいそだった。

食べ終わってからは、プレゼントにお願いしたものの、どんなのが欲しいか決まってなかったお財布探しへ。10年使ってるお財布の留め金が、さいきんゆるまってはまらなくなったのです。松屋三越ラインでは、お財布売り場自体が妙にちいさく、プランタンへ。本館では何も見つからず。というかお財布コーナーがない。別館で候補が2つ見つかるも、自信が持てず西武と阪急へ。でもやっぱりプランタン別館のどっちかだなあということになり、戻って無事捕獲。

帰ると出かける前にしかけておいた甘栗と鶏、エリンギに千切り生姜を効かせた炊き込みごはんが炊けていて、いい匂い。しかしうっかりごま油を入れるのを忘れてた。おかずは金目の干物、おみをつけは大根。夜おやつはオールレーズンでした。