『東京静脈』
主な入手方法が六本木ヒルズミュージアムショップと監督自身による通販(http://www.granaten.co.jp/dvd.html)と、かなり限られている、監修/押井守・音楽/川井憲次・監督/野田真外なDVD。通販には特典として「当時まだ建設中だった六本木ヒルズでパト2のビジュアルをやるという凶悪なイラスト」のポストカードが付くと自分の誕生日に知り、思わず申し込んでました。
で、昨日。連れが帰ったのでさっそく鑑賞会。おおお、「パト2」のあのテロリスト・柘植と警察官・しのぶさんの一瞬の逢瀬が思い出される、高速の高架で翳りがちな川の情景が! 上や横からしか、あるいは地名でしか馴染みのない橋の下をくぐり、川に向いて作られた物干し台や非常階段を見上げ、東京というボディの静脈に見立てた神田川が、隅田川に合流するまでの時間がゆるやかに流れていきます。
最初はマルチアングルで、次はそれを次々切り替えて見ていたら、いつのまにか木も草も眠れる時間でした。