パールとオパール
12:00openをなぜかstartと勘違いしてて、風も強いので甘くないカフェラテを飲みつつ時間を潰して戻ったら、すんごい行列! 前売り券のある人たちと、ゲスト、当日の人々が整理されずに並んでいるのに途中で気付いて、当日の列に並びなおす。
それにしても前売りの列がすごい! クラブ入り口から二階分くらいの階段を降りてまだ続いてる。最初、前売りの列に並んでたときに前に並んでた大学生とおぼしき非モテ男子3人の会話が可笑しかった。「そうやって畳み込めば落とせるよ!」からはじまり、「てかなんでおれら男3人でここに並んでるのよ」までの流れにいちいち心の中で突っ込む。若いっていいなあ!
さて、開場が遅れて前売り列が入場し終わってからも、さらに15分くらいびゅんびゅん風が吹く中待たされ、ようやく中へ。髪の毛ざんばら、唇かさかさでまずトイレ、次にモスコミュール。イベントの性質上か、フランス語を喋る白人男性が多い。しかもなぜかポジティブハゲ率高し。
DJはフレンチポップスにありがちなタルい感じであまり気分に影響しない。もう二杯目飲むかなぁ、と思ってたら、ステージの薄明かりに菊地さんのデコと目元を発見、そのまま近づいていく。が、しまった! この位置だとカヒミ・カリィが遠い! と思うももはやまわりはがっちり人垣。そして、リズムをまったく受け付けない様子で微動だにせずバッグの中のMDかなんかにちくわを半割りにしたくらいのマイクをつないでライブを撮る女子、カメラ持って動き回る赤T背高白人男子、そしてカヒミ・カリィが登場したときだけちょっと静かになるおしゃべりフランス人ポジティブハゲどもに囲まれてしまう。
でも、途中でキスし合う恋人たちが二組、盛り上がってきたのかステージ前から離脱したので、そこからカヒミ・カリィの上半身が見られるように。タックを何本も取った、シルクっぽい光沢の白いブラウスを、ぎりぎりまで胸元あけて、超ロングのパールネックレスを二重に巻いて歌う姿は、口の動き、瞬きの仕方、ステージを歩き回る様子といい、可憐としか言いようがない。
時折、菊地さんのほうを見ると、光の当たり方によっては燃えているような光を発する、オパールっぽいネックレスのトップと、プレイ中にフロアを見る目付きがどうにもエロく感じて、ライブのことを菊地さんが「逢瀬」と表現する意味を体感。
ほかにも出演者が続くイベントだったけど、翌日に重要な予定があるので、菊地+カヒミ組が終わったところでさっさか帰る。マンションの玄関前で、お疲れ様の連れと合流。