京橋で大量のコルク製品を見て
日付タイトルのような疑問を抱いた次第。そのお店は、本業がコルク床施工会社で、おかんアートのような「?」なものも含め、コルク製品やコルク原木樹皮などをショールームに展示している。
わたしがそこを通りがかったのは、年の瀬の、しかも昼休み時間だったせいか、店内には誰もおらず、店の奥の事務所とおぼしきところから、社長らしき年配の男性がどこかへ電話で指示を飛ばしている声が聞こえるのみ。
さて、コルクといえばやはり、「ワインの栓」を想像してしまうのだが、先日、友人宅ですきやきをした際に、実に不気味な擬似コルク栓に接した。どう不気味かというと、コルクのように見えてコルクならざるその見かけ、手触り、匂いが、西行がうっかり作ってしまった魂のない人造人間のようだったのだ。
こんな擬似コルク栓なら、スクリューキャップにしてくれたほうがずっといい。もちろん、コルクが不足しているならば、の話だ。
しかし、この、コルクのショールームで売られている格安のコルク製コースターや、あるいはコルク床施工のパンフレットを見る限り、コルクが不足しているという気配は、みじんも見出せない。
うーん、スクリューキャップや擬似コルク栓が増えているのは、もしかしてブショネ回避策? とまで考えてしまった。