読んだり食べたり書き付けたり

霊長類ヒト科アゲアシトリ属ジュウバコツツキ目の妄想多め日録

映画『薬指の標本』

原作の小川洋子の『沈黙博物館』という標本技師のお話が面白かったので、『薬指の標本』自体は読まずに見に行ったのですが…

ファッションよし、ロケハンよし、音楽よし、撮影よし、なのに、それじゃ映画じゃなくて原作のPVか動く挿絵なんじゃないの? とラストにがっくり。

小川洋子の文体でそれぞれのシーンがどのように書かれているかを一生懸命妄想しながら補完して見なくてはならない、というのは疲れました。まあ、6日の新感線の舞台ほどではなかったのですが。