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霊長類ヒト科アゲアシトリ属ジュウバコツツキ目の妄想多め日録

落し物のクマ、発見。

さいきん妙にくしゃみが出るわりには風邪の症状に移行しないので、「これはそろそろ今年の分の花粉症の薬をもらいに行かねばならん」と、いつ行っても壮絶に混んでいる毎年数ヶ月のお付き合いの耳鼻咽喉科へ。壮絶に混んでいるのは名医だからで、ここにかかりはじめてから数年、花粉の季節がずいぶんしのぎ易くなった。


しかしながら先生曰く「今年は三年に一度の当たり年ですからね。いっぱい飛びますよー。薬は今月最終週から服用してください」とのこと。トホホ。ともあれ無事、薬をゲットしておひるごはんを食べに移動中、なんとも可哀想な光景を目撃。



親切な人がこうして壁に立て掛けてくれたおかげなのだろう、まだぜんぜん汚れていなかったので、雨降る空気中の水分でしっとりと重くならないうちに、落とし主が早く気づいて探しに来てくれたらと強く思う。その後、おひるごはんの海胆と烏賊のスパゲッティを食べている間にも、食べ終わってからも、雨は降り続いていたけれど、あのクマ、どうなったかなあ。


こんなふうに落し物のクマが気になるのは、わたしの人生最初の迷子の記憶というのが、幼稚園の帰りに母に連れられて行った新宿伊勢丹のYシャツ売り場で、ディスプレイに使われているクマが当時自分が持っていたクマと酷似して見え、「なんでパッツィ*1がここにいるんだろう?」と不審に思いながら、立ち止まって見ていたことによるものなのだろうか。

*1:そのぬいぐるみのクマをオスだと思っていながら、女性の愛称をつけていたのはなんでなんだろう