なにもかも破壊されて - 読んだり食べたり書き付けたり

これは、BBCが写した瓦礫となったガザの街。

停戦といっても、相変わらずイスラエルに抑えつけられている上に、この写真のように、開戦前に持っていたわずかなものも破壊され、毎日、この寒いなか、どうやって過ごしているのか…（中東＝砂漠の国＝いつも暖かい、というイメージがもしかしたらあるかもしれませんが、そんなことはありません。ふつうに冬で、ふつうに寒い時期です）　

復興といったって、検問所からようやく入る乏しい材料を日々の生活のために積み上げたとて、また崩されるんじゃないかと思いながらの日々では身も入らないだろう。国境なき医師団に、カウンセラーを増員して派遣してほしい、と思う。以下、気になったニュース、その他。

http://www.asahi.com/international/update/0120/TKY200901200374.html

「そもそも、避難民がぎっしりの学校からどうやって迫撃砲を撃つのか」「ハマスの拠点は３キロ以上離れている。イスラエル軍の誘導弾の精度は、よほど悪いのだろう」

http://mainichi.jp/select/world/news/20090122k0000m030087000c.html

イスラエルがハマスの要求する「検問所正常化（開放）」に応じる気配はない

強硬ですね、イスラエル。経済封鎖を解いて、ガザの市民が人間らしい暮らしをできるようにすれば攻撃はしない、とずっとハマスは言っているのに。ガザの一般市民が十分、豊かな暮らしをするようになれば、「テロリスト」のハマスの「実効支配」も効かなくなると思うのに。だって、クーデターやテロはいつだって、社会的不満を議会が解決できないときに起こりがちなのに。

とはいえ、その半面、こんな試みも…

http://sankei.jp.msn.com/world/mideast/090122/mds0901220906006-n1.htm