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『風の馬』トークイベント第1弾(モーリー・ロバートソン×福島香織)

『風の馬』を見たあと、アップリンクモーリー・ロバートソン産経新聞福島香織記者の対談を聞いて、i-morleyにひさびさに飛んで(去年、日本青年館に入りきれない人たちの熱気がすごかったチベットのためのデモのとき、日本青年館のなかのイベントの司会がモーリー・ロバートソン、っていうのはまどろっこしいな、モーリーで、そのときもこのサイトにアクセスしたけど、外側をつらっと眺めて終わってたのだ)、聞いた対談をまた聞いたりとかしている。チベットの件以外にも「上海における『萌え』のリサーチ」とか、空気感が懐かしいけど新しい。


モーリーのやってたラジオ「Across The View」は、社会人になってからの3年くらいずっと聴いてた。とにもかくにも、あれほど刺激的な時間はあのころ、そうはなかった。好きなテクノDJのクラブイベントとかぶるとかなり悩んだ覚えがある。だいたい金曜だったけど、終電でクラブから帰って息せききってラジオつけたなんて日もあった。


ラジオからスピンアウトしたイベントにも何回か行った。秋葉原、神宮前、池袋、あとどこだっけ? そこから何人か友だちができて、O美術館のオープニングで「粘菌の生活」なんてフィルムと講義を聞いたり、今はない2丁目のお店のオープニングで、ゲイもオネエもレズもノンケも入り混じってバカ騒ぎなんかもした。


とにかく、10年以上前の話だ。深夜3時までの番組をいつまでも聞いてることはできなくて、いつのまにか聞かなくなって、モーリーのやってた実験音楽的なものや数学の美の証明、なんてことからはもともと文系なこともあってか離れていた。けど、まさかチベットを通じてまたモーリーを知ることになるなんて、思いもしなかった。


あと、モーリーがハゲ始めてるっていうのも意外だった(笑) これは去年の日本青年館では遠すぎてわからなかったことだが。


ちなみに、アップリンクでの対談は、日本と欧米のジャーナリズムの中国報道についてのスタンスを、モーリーが天真爛漫に福島記者に聞きまくるという内容で、めちゃくちゃ面白かったけど、もっと聞きたかった! モーリーも言ってたけどi-morleyで第2部をやってほしいくらい。なお当日の様子はこちらで聞けます(タイトル「産経記者・福島香織氏との対談」:なぜか個々のエントリに直リンできずなので遡ってみてください)>http://i-morley.com/blog/