読んだり食べたり書き付けたり

霊長類ヒト科アゲアシトリ属ジュウバコツツキ目の妄想多め日録

仮面舞踊チャム

食事のためにお堂の外に出ると、雨がしっかり降っている。新宿駅までもどってお昼ご飯をすませ、またお寺に戻ってくる。雨がやまないので、午後2 時からのチャムがどうなるだろうと思っていたのだが、なんとお堂のなかで踊られることになった。ステージとなる部分を開ける必要もあり、灌頂の際にも増してぎっちりと詰めてお堂に入る。

そして、チベットのホルンが吹かれるなか、空だった祭壇に、

ダライ・ラマ14世パンチェン・ラマ11世の写真をお迎えする歓迎の儀式が行われ、チャムがはじまった。

1日の時の内容に加え、僧侶の1対4の修行としての問答があったこともあり、1日の、屋外でのんびりと、田舎の村祭りのお神楽を見ているような雰囲気とはがらりと違った時間になった。それにしても写真をあらためて見直すと、こんなに狭いところで踊っていたのか、と思う。

お坊さんたちは登場する際も、長押に衣装の帽子が当たらないようにしたり、大勢の人たちの真ん中に開けられた通路をかさばる衣装で通過したり(しかも踊りながら!)、大変だったのではないかしら。

最後にお経が唱えられ、今回のチャムはおしまい。