読んだり食べたり書き付けたり

霊長類ヒト科アゲアシトリ属ジュウバコツツキ目の妄想多め日録

砂曼荼羅破壇の儀式

朝の声明から凄い人出なのが、一つイベントが終わるごとにさらに増えているような… チャムが終わって、砂曼荼羅の破壇の儀式を見に行くにも、一度にどっと入って風が巻き起こったりしてはいけないので、階段にならんで入場の時を待つ。そして入場すると… 完成した砂曼荼羅が床の上からテーブルの上に移動している! あれを崩さずにいったいどうやって? とか、テーブルの幅が砂曼荼羅よりも少し狭かったりして、なにかあったら傾いてしまいそうな危うさにどきどきする。

曼荼羅の四方には、水、お米、花、お香、灯明、柑橘などが備えられている。灯明が静かに燃えている。

カーチェン・ロサン・シェーラプ師が、今まで毎日話してくださっていた砂曼荼羅についての説明を、もう一度してくださり、お坊さんたちによるお経が唱えられ、儀式がはじまった。

カーチェン・ロサン・シェーラプ師が真ん中、東、南、西、北の菩薩のモチーフから砂を一つまみずつ、砂が掬いとられ、

独鈷で四分割、八分割ののち、お坊さん二人が真ん中に砂を寄せていく。

虹のようだった砂も寄せていくうちに雑多な色になっていき、

白い砂を少し足したあと、隅田川で流して自然に還すための器に集められていく。

そして、完全に下絵のみの状態に。

その後、お坊さんたちが砂絵の具をお片づけされていたのですが、よくみれば砂絵の具入れはインド料理のスパイス入れのようでした。