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CHANEL PYGMALION DAYS CLASSICAL CONCERT@CHANEL NEXUS HALL

あさごはんを食べてから帯をセット。締めるのは三度めくらいの、柄は銀色地にちょっとイスラムっぽい幾何学模様。ようやくこの帯の締め具合がわかってきた感じ。どうするとどの模様がどのあたりに来るかとかそういう。着物は木蓮っぽい花が紫の地に舞っているポリ。着物生活のごく初期に買って化繊ながら気に入っているもの。半襟は寒い時期しか使えない別珍で青磁色。足元も寒いので海豹草履。


でかけて遅めのお昼をチャヤ・マクロビ日比谷店で。ここのハンバーグはいつも肉卵乳製品なしでよくここまで肉っぽい感じに美味しくだますなあと感心します。それからお招きいただいたCHANEL NEXUS HALLでのピグマリオン・デイズ・クラシカル・コンサート*1へ。シャネルビルに入るのは初めてだったのですが、ホール階へのエレベーターのボタンがシャネルマークだったりと楽しい。ホールの窓にスクリーンが閉まるギミックも素敵。


この日のコンサートのプレイヤーはいろんなコンテストで優勝している二十歳のピアニスト、金子三勇士さん*2



演目はショパンシューマン。ときおり音が滑る時にグルーヴ感が薄くなるなどの粗は多少あるものの、演目最後のシューマンのピアノ・ソナタ第2番ト短調Op.22は、プロフィールにある数々の優勝歴も納得の演奏。と思って聞いてたら〆の一音が滑る…。その後のアンコール曲の「黒鍵」はよかったのですが、そのあとの「別れの曲」は「そこはそう弾こうとして弾いたの?」と疑問な箇所がいくつか。


だがしかし、ランチ中の「ピアノは打楽器」という会話を思い出し、弾いてれば汗は出て鍵盤は滑るし打楽器並みに力はいるけどバチは汗かく自分の指だし、ふだん自宅でアルゲリッチやグールドばかり聞いているとそのレベルが当たり前に思えてきてしまうけど、それを基準に聞くものじゃないんだよな、とか思ったり。


終わってからシャネルビルの中を上から階段で降りながらじろじろ見たりする。あと銀座駅まで暑苦しく12歳くらいの小林愛実ちゃん*3の演奏を激賞したり。







しつこくてすみません。それにしてもこうして並べてみると、あのおチビちゃんが14歳… と、マヤを想う真澄さまのように感慨深いものがあります。