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霊長類ヒト科アゲアシトリ属ジュウバコツツキ目の妄想多め日録

『アリス・イン・ワンダーランド』@バウスシアター

アリスを3Dで見て来ました。CG好きとしては3D技術をとっても楽しみにしていたんですが、大きな誤算がいくつか…


・期待しすぎたのかはたまた左右の視力差が3D眼鏡の効果を邪魔したのか、飛び出し加減にあまり感動できず。自然な立体感だな〜程度(ってもしかしてみんなもそんなもの?)。むしろかつて品川アイマックスシアターで見た2Dの『イノセンス』の択捉上空のCG映像のほうが落っこちそうな立体感を感じた

・一秒間に144回左右の映像、てか絵を入れ替えるXpanD方式に視神経がついていけなかったのか、締め切り前にぶっ通しで仕事した時みたいな目の痛み発生

・3Dだと字幕が邪魔だろうと吹替え版にしたところ、主役のアリスがかなり棒読みで残念な感じに…(赤の女王の朴璐美さんは素晴らしかったです!)

結論として、ティム・バートンのMADな世界は3Dじゃなくても十分引きずり込まれるので、2Dで字幕でリピートする予定。

ところであの作品の中でいちばんのワルは実は白の女王なんじゃないかと、あの黒すぎる眉と唇でずっと疑念を持って見てました。猜疑心でいっぱいの姉がドツボにはまるように義理の兄に色目使っちゃったりとかして、真綿で締めるようにいろいろと策略をしかけていったんじゃないのかなー。自分はゆるふわ統治をしていて、もろもろうまく行かなくなって民の不満がたまり始めると姉に権力をゆずって後始末をなすりつけてたんじゃないか、とか。

今回も、ある程度のところで姉に恩赦でも出して自分のイメージを上げつつ恩を売るつもりなんじゃ? と、思えて仕方がありません。