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ダライ・ラマ法王来日 法話と講演@パシフィコ横浜

この日は朝10時からパシフィコ横浜ダライ・ラマ法王の法話と講演がありました。チケットを買おうとしたときにはS席が売り切れてたので、混みそうだしお弁当付きA席にしたのですが、正解でした。まず、混むだろうと少し早めに着くように行ったのに、すごい人出&会場の広さに、入場して自分の席に着くまで15分。午前中終わってお弁当引き換えに行くもこれも会場のはじっこまで行ったり並んだりで10分、トイレも混んでて10分は待つ、という感じ。でもそれだけいろんな人が法王さまに会いたかったんだなー、と再認識。


ちなみに東京での法王さまの講演にはよく韓国から仏教徒のグループの方々がいらっしゃいますが、今回も Buddisum Terevision Networkというところのツアーの方々が、えんじ色に白で法王さまの笑顔をプリントしたおそろいのTシャツで大勢いらしてました*1。あと台湾からと思われる方々や、欧米系の方々などなど。


で、午前は法話で午後は一般質問だったのですが、今回も法王さまは「あと10分」「あと10分」「あと10分」と結局30分延長されてました。スクリーンに映る質問者の列の顔はどれも真剣で、法王さまがご自身の持てる智慧で応えられる限り応えたい、と思われてのことなんだろうなあ、と思う。


いろいろな人種の方からいろいろな良い質問(「50歳で日本に住むようになるまでキリスト教徒だったが、日本で仏陀が大好きになって両方の祈りを捧げているけど、罪悪感がある。両立の方法は?」とか「人間の感情におけるエネルギーと原子などの物理的なエネルギーは究極的には同じものですか?」、「育つ家庭で両親から愛を受けられず逆に虐待を受けてきた人が自身のなかに愛を育むには?」など)があったなか、日本人のちょっと逝っちゃってるっぽい女性がいきなり法王さまに「最高ですかー?! 最高ですかー?!」「腹の底から笑えてますかー?!」。…えーと、恥ずかしいのでやめてほしいんですけど…。


法王さまは冷静に「ドクターチェックなども受けて体調はパーフェクトです」*2と返されてましたが、女性はその後も「私は釈迦が説かれたのは自分の存在が空であることから来る喜びを腹の底から感じることだと思うんです!」などと大声で持論を展開。法王さまは「現世の喜びというのは一時的なものである、というのが空性の教えです」と返されてたと思うけど(ひえー、恥ずかしい…と思ってちゃんと聞けてなかった)、あの人、なんだったんだろう…


ともあれいつもより早起き・早出&睡眠時間足りてなくてパイプ椅子に朝10〜午後4時まで座ってメモメモメモだったのに、よくティーチング中寝なかったなー、と自分に感心。やはり興味ある内容だと寝ないということか… ちなみに現在、横浜の会場で「お土産にお持ち帰り下さい」と言われた「2010ティーチング」のタグがついたパイプ椅子についてたクッションを家族がPC用椅子に敷いております。



☆各所の法話や講演に行きたかったけど行けなかった方へ・都内男子校での法王さまの講演の様子>
http://www.tibetonline.tv/videos/165/hh-talk-at-tokyo-school

*1:沖縄や金沢にも赴かれるなら韓国も予定的体力的にOKでは?と思いきや「金大中政権当時から仏教団体がダライ・ラマ招請しているが、政府は毎回、中国の反発に屈服してビザを発給しなかった。」という事情があるのだそうで。やっぱりね…>http://japanese.joins.com/article/article.php?aid=130608&servcode=100§code=120

*2:http://sankei.jp.msn.com/world/china/100626/chn1006262043007-n1.htm