読んだり食べたり書き付けたり

霊長類ヒト科アゲアシトリ属ジュウバコツツキ目の妄想多め日録

東日本大震災四十九日特別慰霊法要@護国寺

昨日は午後2時から護国寺で、ダライ・ラマ法王猊下が来日して執り行われる東日本大震災四十九日特別慰霊法要に参加しました。どれくらい混むかわからなかったので、とりあえず1時に着くよう行ってみたら、すでに本堂正面のスペースはボランティア席をのぞいて満席! 少しでも本堂に近い&法王さまのお姿が見られそうなところ、というミーハー心で、このときはまだぽつんぽつんとしか席の埋まっていなかった本堂向かって左側スペースの一番前の席に座ってみる。すると、本堂の屋根の反りと甍が迫力です。

でもって中継の大スクリーンもまん前で、よかったよかったと思っていたら、法要が始まってみると、法王さまの読経はさすがに速い! それも呟いていて速いのではなく、しっかり唱えられていてかつ速い。時々、息が切れて休みつつ、配られた冊子のカタカナ書きのチベット語のお経の羅列についていくのがやっとで、スクリーンの法王さまがお経を唱えられる姿を確認するなんてできないくらい。今日は法王さまイベントではなく、49日法要だからそれでいいのだけれど。


そんなわけで法王さまの姿を確認できたのは、法要のあとに、法話が始まってからでした。法王さまの英語は中学生英語くらいしか理解できないわたしにもわかる語彙と内容で、かつシンプルで力強いものでした。法話は一緒に行った家族が動画で撮影&編集してくれたので、ご興味ある方はこちらをどうぞ。


H.H. Dalai Lama talks about 311 earthquake 1

H.H. Dalai Lama talks about 311 earthquake 2


うーむ、英語(というか語学全般)学習、苦手なんだけどやらなきゃなあ。法王さまに「英語を学んで世界のフィールドで人の役に立ちなさい」と言われたのはすでにこれが二度目…。家族に習うか? ちなみに法話後半からぽつぽつ来ていた雨が本降りになって、渡り廊下の屋根の下に避難していたのですが、法話が終わって法王さまがお出ましになられるときには雨は上がっていました。

このとき、すでに満杯の本堂まわりの人たちがさらに密集! 本堂のあんなとこやそんなとこに参拝客がかじり付くの、浮世絵とか以外で初めて見ました。この建物、たしか重文なはずだけど、警備の方が禁止してなかったのが驚き&ちょっと嬉しかった。そしてお坊さんや警備の方の間からちらりと法王さまのお姿を確認。

さて、「本日の法要は終了です、みなさまお帰りください」の放送で帰ろうとするんだけど、なぜか人が詰まっていて動けない。人波に流されて五重塔の前までくると、法王さまがお車に乗られるところを見ることができ、さらにその車が目の前を通っていったのでした。