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霊長類ヒト科アゲアシトリ属ジュウバコツツキ目の妄想多め日録

Bon Mariage!

古くからの友人の結婚祝い会のため、鎌倉に。幹事が予約してくれた会場のお店「鎌倉美学」は、『赤い薔薇ソースの伝説』とか好きに違いない、と思う美人が采配を振るうお店でした。ポテトサラダは間にピリ辛味のツナの挟まったテリーヌみたいになっていてすてき。



ウェディングケーキはかわいくてふわふわしたデザインの、いかにもそれふうのイチゴショートと迷ったけど、薔薇の季節だし、ピエール・エルメの真っ赤な薔薇の花びらが円を描くチーズケーキ・イスパハンに。



このケーキ、ファーストバイトみたいな「あんな儀式は(照れくさくて)できない」ということで、いわゆるところの披露宴をやらなかった新郎が、ファーストバイトで思わず「うまっ!」と叫んでしまう美味しさでした。それにしても、一切れのサイズもですが、このケーキの上に載ってる薔薇の花びらがフレッシュな状態なのに美味しいのはなぜなんでしょう? 砂糖水にでも活けてから使っているの?


その後、新郎新婦とおしゃべりしながら鎌倉の住宅街をお散歩、街角の楽しい植え込みや、マトリョーシカこけしのお店や鎌倉文学館を経由して、大仏さまを見に。熱いので日の下では日傘、日陰では扇子大活躍です。



この日は薔薇の季節とケーキに合わせ、薔薇の帯留め。まだぜんぜん季節じゃないけど、暑いので着物も帯も小物もオール夏物で。帰宅したら東京で22℃までと聞いていた最高気温が27℃にもなっていたとか。夏物じゃなかったら熱死してたにちがいない!



大仏さまの内部には入らず、後姿を見ながら涼んでいたら、ビルマチベット系の臙脂色の袈裟の方が入っていかれ、中で唱えられたお経が反響して大仏さまのお背中の、翼が取り付けられそうな位置にある明かり取りの窓から聞こえていて、「あれぞ本格!」と言い合ったり。



その後、長谷寺前から江ノ電で横浜へ移動、世界のビールと日本の地ビールのお店「横浜チアーズ」で昼の会に来られなかった人を待ちつつ二次会。盛岡の芳しい黒ビール・シュバルツをとてもゆっくり、時間をかけて飲みながら、ザワークラウト、ソーセージ、フライドポテト、マルゲリータのピザ、フィッシュ&チップスなどを食べ続け、三次会はハイボールのお店でハイボールは飲まず、デザート。


なんだか食べてばっかりみたいですが、着物で汗をかきつつかなり歩いたので、いいかな。