『紅い眼鏡』再見
- 出版社/メーカー: バンダイビジュアル
- 発売日: 2010/04/23
- メディア: DVD
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大量のえんどう豆を莢から出しながら、『紅い眼鏡』本編と監督と脚本家のオーディオコメンタリー編を鑑賞。
この映画を初めて見たのは高校生のとき、映画館ででしたが、途中から眠くて仕方がなかった覚えが(オーディオコメンタリーによると、四つくらい眠くなる関門があるそうですw)。けど、その後、いろんな映画や舞台を見てきてから見ると、ソラリスっぽかったり前衛舞踏ぽかったりカンフー映画ぽかったりカリ城とか未来少年コナンぽかったりと、発見がおもしろく、眠くなりません。こういう変化が楽しめるから、年を重ねるのも悪くないと思えます。
それにしても改めて見ると、監督の好きなもの満載、監督が映画の形にしたい風景てんこ盛りですね。夢邪鬼もいるし、箴言引いてしゃべるのって、『イノセンス』でいろいろ取りざたされてたけど、すでに『紅い眼鏡』でやってるし(すっかり忘れてたけど!)。やっぱり才人っていうのはしつこくしつこく自分のヴィジョンを追い続けられる人なんだと再認識。あと、この時、初仕事だったというのが信じられないくらいマッチしている川井憲次のスコアはいつ聞いても秀逸! これを30歳で作曲したなんて…!