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霊長類ヒト科アゲアシトリ属ジュウバコツツキ目の妄想多め日録

押井映画の手触り

ふと思い出した。会社のおじさま社員にだいぶ前、パトレイバー映画版1と2を貸したのだが、その感想が、
・あんなに仰々しく描かなくても解決できる話
・技術の進歩で事件が古くなってるよね
だった。普通の人の押井守映画の捉え方って、これなんだろうなーと。

けれど、安保関係では2が、テロ関係では1が、今でもすごく密接な関係にあるとわたしは思う。むしろ、作品の作られたころから結局なにも手当てできてなかったのではないか、と愕然とするくらいだ。

たとえばテロ関係ではこないだの新幹線の焼身自殺も含め、押井監督が言う実写新作より、パトレイバー映画版1の方がよっぽど迫るものがあるのに。このおじさまみたいな読み取り力のなさが、現状を招いたってことなんだろうな。