『オマールの壁』@アップリンク
予告編での「思いがけない結末」、とは何か。占領下のパレスチナという、イスラエルにとっちゃ字義通りなんでもありの、パレスチナにとっちゃ生きるためになんでもありの土地と人間がテーマでの、思いがけない結末とは?
【1】全ての物語は壁を乗り越える際に撃たれたオマールが落ちて死ぬまでに見た夢(古典的すぎてそのまんまでは使われることがレア)
【2】彼女が二重スパイ(ヨーロッパ映画というか英仏独あたりの映画手法で、パレスチナ映画としてどうなのか)
【3】オマールと尋問官がパレスチナ占領について延々談義(そんな押井守的な展開は厭だ)
とか考えたが、どれもあり得ない。
まあ、結末は思いがけなくはなかったが、経過がえぐかったですね。
あと、パンフレットの四方田犬彦寄稿分に校正漏れ発見。
× もろともせずに
○ ものともせずに