『最高の花婿』@恵比寿ガーデンシネマ
上映終了一日前でようやく。笑いをこらえるのが大変だった! 久々にヨーロッパ式悪態文化に浸かる。
娘にはカトリックのフランス白人と結してほしかったフランス白人でカトリックの保守派夫妻の他宗教多人種こき下ろしに、ユダヤ、イスラム、中国人の婿の宗教ジョークに人種差別ジョーク、その滑りっぷりが抱腹絶倒。
移民二世同士の、相手をよく知っているからこその刺さる罵倒が、裏返せば民族を超えた新世代フランス人としての団結に繋がりうる示唆に感心、したのは上映後。見ている最中は声を殺して肩震わせて笑ってた。他のお客さん誰も笑わないのは何故?
カトリックにしても、あーわかるわかる、この内輪〜な雰囲気、いるいる、こういう悪い意味で世間離れしたとこある神父、と、くすぐりポイントだらけ。
末娘が二人の父にエスコートされて教会に入場するところはちょっとだけ涙が出たけど。
この映画をあの嘘臭いお城レストランの隣で見るのはなかなか自虐的な気分でした。