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ロールケーキに溺れたい

今週のお題「私の癒やし」

 

癒やしといえば、いやしん坊、ちがう、食いしん坊なわたしはやはり、甘いもの。特に心身ともに疲れているときには、技巧的なケーキより、シンプルなショートケーキ、シュークリームあたりに溺れたくなる。その中でもクリームとスポンジのシンプルなロールケーキはやはり、佳い。

ロールケーキが流行って、ケーキ類のなかですっかりメジャーな位置を占めてからずいぶん経つ。マカロンのように、今でいうインスタ映えする見かけで流行ったものの、フランス流激甘以外には作れなくて下火になっていったものとはずいぶん違う。

メジャーなお菓子になると、コンビニ菓子として転生するのも、また運命。なのだが、コンビニのロールケーキでわたしが気にくわないのはプレーンなスポンジの製法から離れ、いろんな添加物で生地のもちもち感を打ち出すロールケーキだ。

ロールケーキの何がいいって、置いといたら外側がぱさぱさしていくようなシンプルなスポンジと、中のクリームとの接地面の食感の違いにあるのであって、そこを中のクリームに接していようがいまいがもちもちした生地にしてしまっては、なんのためにロールするのかという意義すら問われるわけである。

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その意味で、目黒の果実園リーベルのロールケーキは基本に忠実で佳い。あまりたくさん作らないようで、昼間に行かないと見かけないのは残念だが。