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入院手続きの非合理

入院日時の連絡が病院の入退院センターから来た。朝8時半~10時の間に来いという。またそんなド早朝……。手術は翌日なんだから、もうちょっとこっちの生活時間を考えてくれないものだろうか?

まあ、しょうがない、そういう決まりなのであろう。私立病院とかではなく国公立病院だし、一日の差額ベッド代が庶民の月額家賃に当たるような個室に入るお偉いさんじゃなければ、決まりに従うしかないのだろう。で、部屋は当日、受付に行った時点で空いてるところに入るということだった。

だが、その電話が来た翌日に、病院の医師から手紙が来たのを開封して一読、びっくり仰天。

手紙での連絡失礼いたします。

先日受診時に入院の部屋希望を聴取するのを失念しておりました。

電話で何度か連絡させていただいたのですが、連絡がつかなかったため、入院予約表とともに郵送させていただきました。

もし入院のお部屋に関して希望がある場合には、火-金曜日の9時から17時の間に代表連絡先に連絡いただき、外科担当医師まで電話を回すようにお伝えください。

 12月中に何度もかかってきていた電話はこれだったのか! しかし、伝言が一度も残されておらず、なおかつかけ直しても呼び出し音はすれどさっぱりつながらず、病院の代表連絡先に問い合わせたところ、「それは発信専用電話番号です」と言われ、誰からかかってきているのか調べてもらえないかと聞いても「こちらではわかりかねます」とのことで困り果てていたのである。

しかも、1月10日に入院なのに、この手紙が来たのは1月6日、消印は5日であり、「火-金曜日」と言ったら入院日前日にしか電話できないのである。

アホか!!!!!

あまりに非合理極まる内容に、これが東大の医学部付属病院なのか? と腹立たしさを超えて呆れる。せめて留守電を残すか、もう少し早く手紙を出すかすればいいのに。ビジネスの基本として、どうかと思う。脳内自己イメージは部下を怒鳴りつける直前の少佐(鉄のクラウスのほう)である。

鉄のクラウス~スピンオフ~

鉄のクラウス~スピンオフ~

 

というのも、わたしはビジネスでかかわる人間のなにがイヤといって、仕事ができない人間ほどイヤなものはないのだ。仕事ができる、というのは有能、ということではなくて、基本的なことをおろそかにしない、ということである。返答が必要な電話をかけて、つながらなければ伝言を残す、そういう基本的な動作ができることが、とりあえずはわたしにとって、仕事ができる、ということなのだ。

それにしても、忙しい医師本人にこういった事務的問い合わせをさせるのもシステムとしてどうなのか。入院日時連絡の際に部屋の希望を聞くなどして、入院に関する手続きはすべて入退院センターにとりまとめて一元化し、ワンストップ化した方がよいのではないか?

ちなみに手紙はそこでは終わっておらず、入院日時の連絡で聞いたことと微妙に異なる入院時間についての注意事項が書いてあり、それもまた不安を煽る。

なお、1月10日は朝10時入院予定です。病院のシステム変更などあり、入退院受付も多少混雑する可能性もございますので、1時間程度余裕をもってきていただけると幸いです。

 おいおい、朝8時半~10時じゃないのかよー、朝9時に来いってことなのかよー、どっちなんだよー。毎日正午ごろ起床、午後3時出社の人間にとってはそこ重要なのよー。

また、入院時に提出する書類に関しても非合理的で少々イライラさせられた。「入院のご案内」という書類と、「入院時に準備していただく書類や物品」という書類で、それぞれ列記されている入院時に提出する書類の並び順が統一されていないのだ。

「入院のご案内」では列記されている提出書類に通し番号が振られているのだが、これを「入院時に準備していただく書類や物品」の記載でも共有し、当該の書類そのものの1枚目右肩にも丸数字などで番号を振ればいいのに。そうすれば受付でもどの書類が足りてないとかわかりやすいのに。

そういう交通整理的な仕事を一度、依頼すればその後スムーズに合理的にストレス少なく仕事ができるだろうに、そういうことを行っていないのが気にかかる。効率化って、そういうことからだと思うのだ。そして、それができていない病院で執刀されなければならないというのは、わたしにとってちょっとどころか、大いに不安にさせられることなのだ。