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霊長類ヒト科アゲアシトリ属ジュウバコツツキ目の妄想多め日録

バス停にて

 

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今度こそ、本当にパヤオは引退してしまうのかもしれない、と思いながらパヤオのパクさんへの追悼の言葉を読んでいたら、椅子から転げ落ちそうになった。

 

 1963年、パクさんが27歳、僕が22歳の時、僕らは初めて出会いました。その初めて言葉を交わした日のことを、今でもよく覚えています。黄昏時のバス停で、僕は練馬行きのバスを待っていた。雨上がりの水たまりの残る通りを、一人の青年が近づいてきた。「瀬川拓男さんのところに行くそうですね」 穏やかで賢そうな青年の顔が目の前にあった。それが高畑勲ことパクさんに出会った瞬間だった。55年前のことなのに、なんてはっきり覚えているのだろう。あの時のパクさんの顔を、今もありありと思い出せる。(中略)ありがとう、パクさん。55年前に、あの雨上がりのバス停で、声をかけてくれたパクさんのことを忘れない(涙声で、どうもすいません)。

 

これを読んで、『となりのトトロ』で サツキとメイが大トトロに初めて会うあのシーンは、この出会いを無意識にパヤオがトレースしたものだったのかもしれない、と思い至ったのだ。そうであるならば、巷間に伝わっているパヤオのパクさんへの異常な愛情からすれば、あのシーンでパヤオはサツキに自己を投影している、ということになる。うわぁ……。

 

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パヤオのパクさんへの愛情エピソードの怖さに、わたしのなかでまたひとつ、凄みが加わった。そして、もしかするとパヤオは長編監督からの引退を、再々々々……度、撤回するかもしれないな、と、ちょっと思ったりもしたのである。

 

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