リメイク版『サスペリア』@ヒューマントラストシネマ渋谷
リメイク版『サスペリア』、面白かったです。見る前から、「ティルダ・スウィントンがピナ・バウシュすぎ!」と思っていましたが、想像以上にピナ・バウシュだし、舞踊団もヴッパタールだし、「ヴッパタールとピナをディスってる!」と問題にならなかったのかしら?
- 作者: ライムントホーゲ,Raimund Hoghe,Ulli Weiss,五十嵐蕗子
- 出版社/メーカー: 三元社
- 発売日: 2011/01/01
- メディア: 単行本
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そして、映画のストーリーが終わった後の、舞踊団の存続と経営が心配になりました。てか、いろいろショックだったのはわかるけど、生き残った幹部の方、朝になってるんだし顔くらい洗いましょうよ……。
あと、主人公のファミリーネームはジョン・バニヤンからかなあとか、出身はオハイオでセイラムのマサチューセッツではないのね、でも緋文字は出てくるのね、でもマサチューセッツではメノナイトのコミュニティは強固ではないのかなあ、とか思いながら見ていました。
そして公式サイトにあったネタバレありの町山智浩さんの解説でいろいろすっきり。「あー、あのシーンってつまり左翼の内ゲバ! 浅間山荘!」といまさら気付いたりなど。
ところでこのリメイク版『サスペリア』、最初から最後まで、「いや、その人の唸り声、脳梗塞とかですよね? 牧師呼ぶより病院行ったら? メノナイト派はそういう近代的治療も拒否する宗派? でも車とかアイロンとか使ってるよね? 近年開発されたCTとかMRIは否定する派?」というのが気になって気になって気になって……。
そして「きっと脳梗塞含むいわゆる脳卒中なのに、悪魔憑きと思われて殺されちゃった人、いっぱいいたんだろうなあ」などと思うと、百合みも濃厚だったのに、あまり本題に没入できなかったのでした。細かいことが気になりだすと気になり続けるのが、わたしの悪い癖!