友情は何かとのバーター取引なのか?
すでにいろんなところで話題になっているこのブログエントリ。わたしもどちらかというとここで論われている「友人」に近いという自覚があるからか、読んでみたところ、嫌悪感とびっくり感がありました。
わたしも『「友人に誘われたから=友人が行きたがっているから、自分としてはそこまで興味がなくてもつきあって行動を共にする」ことがあるなんて、想像したこともなかった』側です。だから、こういう押し付けが鬱陶しい。
誘われた時点で「それなんだろう?」と興味を持ったら同行するし、その時点でそれは自分自身の選択で「あたしはあんたの趣味にも結構つきあってあげてるんだけどわかってる?」なんていう資格はないんじゃなかろうかと思うのです。友情や愛情っていうのは「あなたの趣味に結構つきあってあげてる」ことへのバーターで育まれるもんじゃないだろ、とも思うので。
さらにいえば、興味もないのに付き合いだけで来ないでほしいと思うのですよね。だって、映画にしろ展覧会にしろ、それは対象に失礼じゃないのでしょうか。レストランの件で言うなら、ブッフェやってるってだけでわたしにとってはそこは高級店じゃないんだけど、まあそこは置いといて、来ていてつまんなそうにちょっとだけ皿にとった料理を食べずにつつきまわしてるより、皿に山盛りにしてでもしっかり食べてるほうがいいと思うの。
……っていうか、興味もないのに付き合いだけでくるってやつ、昔、ハイキングでやられたことあるわ。現地に着いたら仏頂面で、口を開けば「遠かった」「疲れた」「暑い」「虫!」「帰りたい」。どこに来てると思っているのかと呆れました。なので、ハイキングを終えてJRターミナル駅に戻ってきて、相手がお土産を買い込んで機嫌が直ったところで、用事を思い出したふりをして逃げました。東京までキレずに電車で同乗できるとは思えなかったので。