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監督、もう実写はやめて……

押井守監督がまた悪あがきを始めました。

最新作はなぜか低予算の実写映画

低予算でもまだ押井守の実写映画に出資する人がいるのか?

人気タレントに頼らず、オーディションで選んだ新人をワークショップで鍛え上げ

なぜ、『紅い眼鏡』『トーキング・ヘッド』などなどの、昔から不発を招きがちなこの小劇場的スタイルを捨てられないのか?

押井たちの新たな挑戦と試行錯誤

新たな挑戦、なの? また繰り返しじゃないの? 監督自身が『うる星やつら2 ビューティフル・ドリーマー』的状況から抜け出せてないんじゃないの? というか、近年の実写作品『ガルム・ウォーズ [DVD]』に至っては自己劣化コピーになってなかったっけ?

 

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なお、ナレーションは監督の盟友と言ってもいい声優・千葉繁というのを見て、34年来の押井信者の妄想、発生。

 

「マモルちゃ~ん、なんでまた実写なのよ。どうせあんたの信者しか見に来ないでしょーが」

「いや、アニメで得た知見を実写に移植し」

「それで観客動員数、伸びたの?」

ぐぬぬ……」

「新人をワークショップで鍛えて、とかいって、三流アイドルかなんかなんでしょ? 『ガルム・ウォーズ』の前の『東京無国籍少女』だっけ? あれとどう違うの?」

「あれはリメイクだったし」

「リメイクっていったらあんた、しょっちゅう自分の作品、リメイクしてるようなもんじゃないの」

「そんなことはない。『ガルム・ウォーズ』だって過去、頓挫した計画をようやく実現させたんだし」

「その割には鳴かず飛ばずだったような気がするケド?」

「し、神話的なSFっていう題材が早すぎたんだよ」

「ふーん、その割にはクライマックスのアレ、聖書原理主義者や正統派ユダヤ教徒が見たら眉を顰めそうな雑な借り物っぷりだったケド? 女の子も『アヴァロン』からでしょ? あっちは北欧神話なのに、混ぜたら危険じゃない?」

「……」

「あ、もしかしてNetflixの実写版『人狼』がけっこう評判よかったから嫉妬しちゃった? でもねぇ、あれは原作と違って南北統一の明るい未来って基調に変えたからこそだと思うけど、マモルちゃんそういう明るいハナシ、撮れるの?」

「うるせえ! オトナでも失敗するし、失敗してもいいって番組見た若いやつが思えばそれでいいんだよ!」

「あ、や~っぱ失敗してるって自覚は、あるんだ?」

 

ちゅど~ん!

 

「(黒焦げになりながら)図星、か」