さいきん見た映画
三月は忙しさのあまり、読書は進まないしバレエのレッスンは二回しか行けなかったしブログも更新してませんでしたが、映画はときどき見てました。
『翔んで埼玉』
《茶番劇アワード》エントリーNo.4 そこらへんの草でも食わせておけ編 (映画『翔んで埼玉』大ヒット上映中!)
二回見ました。
一回目は公開された週の土曜、もともとマンガやアニメ好きでゆるくつながっている仲間六人で。いやー、映画鑑賞楽しかった! あらすじだけ聞いたら「なにそれ?」になるところを隅々までやり切ってるのが凄い! 澁澤龍彦の「もっと幾何学的精神を! と私はいいたい。明確な線や輪郭で、細部をくっきりと描かなければ幻想にはならないのだということを知ってほしい」を想起しました。
ただ、見た劇場は物販が乏しく、一番欲しかった通行手形がない〜! 箱から出さないとわからないものも見本なしでやる気なし。シラコバト印煎餅ポーチは迷ったけど、売り場のそのやる気のなさに買い控えてしまった。そこらへんの草味ポテトもないし! もう一度夫の人と見に行く劇場に期待!
が、その後そこらへんの草味はごく限られた劇場にしかないことを知り、またそこらへんの草味のある劇場は郊外で、さいきん仕事で長時間かけて郊外に行っていて郊外アレルギー(それこそこの映画の世界……)な夫の人がいやがったので、二回目はおとなしく都心のシネコンに見に行きました。
二回目だといろいろ落ち着いて見られるのでいいですね。しかし鑑賞後、伊勢谷友介とGACKTのあのシーンを夫の人に「おっさん同士じゃん」とばっさり斬られ、「こいつは単に女子なだけでBL民ではないのだな……」と白目に。
なお、新装版の『翔んで埼玉』はもともと持っていますが、今回関連本をいろいろ買いました。これから読みます。いや、仕事が落ち着いたら読みます……。
『ヴィクトリア女王 最期の秘密』
ヴィクトリア女王が愛した離宮など本物にこだわったロケ/映画『ヴィクトリア女王 最期の秘密』特別映像
うーん、すっきりしない。インド人が見たらどう感じるだろう? アジア人の立場からは微妙な鑑賞感でした。
『七つの会議』
及川光博 - 七つの会議 (Special Program) (Feb 1, 2019)
野村萬斎の怪物っぷりが堪能できる映画。それを目的に行ったんだけど、てっきり途中で消えちゃうプレッシャーに弱い胃弱社員だと思ってたミッチーが、最後まで一貫して語り部的な役割なのは、ミッチーファンとしてうれしかった。というかミッチーは女装して気弱な先輩OLとして、OL凸凹コンビやってもよかったんでは。
あと野村萬斎に限らず、出てくる人々のアクが強くて、見てる間はサラリーマンBL妄想の出る隙がなかった。
・おまけ
『翔んで埼玉』を見に行ったときに見たこの予告編、もう脳が腐っているので「葵が選んだ恋の結末は?」という最後の言葉に「イケメンBLを応援する」と即答したくなってしまった。