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荒俣宏展@神保町・クラブ ライブラリー

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今週のお題は「わたしの自由研究」ということで、社会科見学的に神保町の日本出版クラブビルのロビーにあるライブラリーで、今月末まで開催中の荒俣宏展に行ってきました。

 

 

長い一人分の幅のエスカレーターで上っていくと、若き荒俣さんの実物大パネルが出迎えるロビー。寄贈された400冊の荒俣蔵書の品揃えと展示方法に、リアルに口がぽかんと開きます。

 

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限られた数ではあるけれど、荒俣さんの貴重な蔵書の古書のいくつかが手に取れて読めて、もう絶版の荒俣さんの本も読める。古書は出版年を見て仰け反ったり、美しさと古さで盗まれちゃったらどうするんだろうと少し心配になったり。

 


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1990年代にリブロポートから出た熱帯魚の博物学的図版の復刻本の、荒俣さんによる解説を読んだりはしましたが、とにかく本の質と量の洪水に浮き足立って落ち着きを失ってしまい、洋書の古書などはとうてい落ち着いて読めません。

 


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どれも読みたくなる大量の蔵書の中で、ほんの少~しだけ、荒俣さんの頭の中を覗く気持ちを味わいました。古書や絶版本ばかりではなく、2018年刊の本などもあって圧倒されます。

 


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そして、自分が荒俣宏に生まれることのできなかった不運を噛み締めながら近くでお茶。ああ、せめてこのロビーライブラリーに一か月くらい住みたい……。そんなことを思いながらツイートしたら、酔ってもいないのにところどころ呂律の回らない文章になっていました。

 

 

残念ながら螺旋階段の上は一般人立ち入り禁止なので、次回は上の方の本棚の書名を確認できるよう、オペラグラス持参で臨みます!

 

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※画像は出版クラブビルさんにお電話して確認の上、アップしています