本を冷凍・解凍してみたら
雨の降る日が多いですね。しかも、予報では一日曇りで終わるはずが、急に勢いよく降ってきたり。そうなると、通勤読書用に持ち歩いている本、それ以外にもうっかり本屋に寄って買った本などが濡れてしまうことがあります。
六月のある日、傘の中にも吹き込む土砂降りで、買ったばかりの本二冊を含め、けっこう濡れてしまいました。
うっうっ、せっかく西淑さん装画のご本と、新幹線の車内誌でたまに読んでは「まとめて読みたい」と思っていた沢木耕太郎さんのご本を買ったのに。
さて、そういう場合は本を冷凍するといい、と以前、読んだので、やってみました。
豪雨で靴の中はじゃぶじゃぶ、ボトムもずぶ濡れ、鞄の中の本も濡れてしまったので、とりあえず本をジッパーを開けたままジップロックに入れて冷凍庫に。一番、元通りになるらしいけど、どうなるかな。三冊のうち二冊が今日買ったばかりの本なのがなんだか悔しい。#何の報告かわかりませんが pic.twitter.com/WVg4jLHoTt
— Mmc (@chevre) 2020年6月12日
その後、ちょっとしか濡れてなかったハードカバーのほうは無事復旧できてよかったのですが、問題はまさに通勤読書用に持ち歩いていた文庫本。ハードカバーは二日で冷凍庫から出して乾いてる新聞紙に挟んで重しをしておいたら元通りになったけど、文庫本のほうは三日たっても様子がはかばかしくなく、結局、三週間ほど冷凍庫に入ってもらいました。
その結果がこれ。
結局、帯が表紙に一部くっついてしまい、表紙が剥げてしまったり、若干、ページが波打ったままですが、まあ通勤読書できるくらいにはなりました。この本自体がある意味「水難」の本なので、仕方ないかな。
あ、『うたうおばけ』は『深夜特急ヒンデンブルク号』がお好きだった方に、ぜひおすすめしたいです。そして久々に検索してこんなうれしい「その後」を知りました。
そしてわたしはいま、鞄のなかに大きいジップロックを入れ、そこに通勤読書本や絵を描くための手帳、ペン、ティッシュなどを入れています。袋の中に袋。
そのジップロックからこの「水難」本を出そうとして、「これは昔よく見た光景がする」と思ったら、ああそうだ、これは泊まりありの登山のときの装備なのでした。