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霊長類ヒト科アゲアシトリ属ジュウバコツツキ目の妄想多め日録

本を冷凍・解凍してみたら

雨の降る日が多いですね。しかも、予報では一日曇りで終わるはずが、急に勢いよく降ってきたり。そうなると、通勤読書用に持ち歩いている本、それ以外にもうっかり本屋に寄って買った本などが濡れてしまうことがあります。

六月のある日、傘の中にも吹き込む土砂降りで、買ったばかりの本二冊を含め、けっこう濡れてしまいました。

うっうっ、せっかく西淑さん装画のご本と、新幹線の車内誌でたまに読んでは「まとめて読みたい」と思っていた沢木耕太郎さんのご本を買ったのに。

 

うたうおばけ

うたうおばけ

  • 作者:くどうれいん
  • 発売日: 2020/04/29
  • メディア: 単行本(ソフトカバー)
 

www.shinchosha.co.jp

さて、そういう場合は本を冷凍するといい、と以前、読んだので、やってみました。

pro.bookoffonline.co.jp

 

その後、ちょっとしか濡れてなかったハードカバーのほうは無事復旧できてよかったのですが、問題はまさに通勤読書用に持ち歩いていた文庫本。ハードカバーは二日で冷凍庫から出して乾いてる新聞紙に挟んで重しをしておいたら元通りになったけど、文庫本のほうは三日たっても様子がはかばかしくなく、結局、三週間ほど冷凍庫に入ってもらいました。

その結果がこれ。

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結局、帯が表紙に一部くっついてしまい、表紙が剥げてしまったり、若干、ページが波打ったままですが、まあ通勤読書できるくらいにはなりました。この本自体がある意味「水難」の本なので、仕方ないかな。

 

漂流 (新潮文庫)

漂流 (新潮文庫)

  • 作者:角幡 唯介
  • 発売日: 2020/03/28
  • メディア: 文庫
 

 

あ、『うたうおばけ』は『深夜特急ヒンデンブルク号』がお好きだった方に、ぜひおすすめしたいです。そして久々に検索してこんなうれしい「その後」を知りました。

patra.kyo.com

そしてわたしはいま、鞄のなかに大きいジップロックを入れ、そこに通勤読書本や絵を描くための手帳、ペン、ティッシュなどを入れています。袋の中に袋。

そのジップロックからこの「水難」本を出そうとして、「これは昔よく見た光景がする」と思ったら、ああそうだ、これは泊まりありの登山のときの装備なのでした。

https://twitter.com/chevr/status/1271460240299442176?s=20