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春の腰痛

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春の腰痛が来た。四足歩行の哺乳類だったころの痕跡か、人間の骨盤は春先と秋冬に向けての年に二回、動く仕組みになっている。春先は開き、秋冬に向けては閉じていくのだが、ぎっくり腰は実はその骨盤の開閉に連れて起こりやすい。どっちだったか忘れたか、その時骨盤は必ず片側から開いて、あるいは閉じて行くので、開ききる、あるいは閉じきるまで骨盤は左右非対称となり身体のバランスが崩れる。そのため、ぎっくり腰とまでいかなくとも、腰をいわしやすくなるのだ。これはたとえば片山洋次郎さんなどの整体の本に書いてあることである(どの本か失念しましたが、たぶんこのあたり↓)。

女と骨盤

女と骨盤

 

 

さて、わたしはここ数年、この季節の骨盤の動きに連れての腰痛が定期的に来るようになった。理由はたぶん、無理が効かない年齢になってから始めたバレエのレッスンである。バレエのレッスンにより、今までガチガチだった身体が少し可動域が広くなってきて起こっているのだと思う。それは言い換えれば、バレエのレッスンに行き始める前は、季節の骨盤の動きも感じられないほどに身体がガチガチであったということでもあるのではないかと思っている。

松浦景子のバレエあるある

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  • 作者:松浦 景子
  • 発売日: 2021/04/15
  • メディア: 単行本(ソフトカバー)
 

 

そう考えると、この季節の腰痛が来るとぎっくり腰に発展する可能性もあり、しばらくバレエのレッスンどころではなくなるのだが、骨盤の動く時季なのだと思って、温めて骨盤が開くのを促進しつつ、じっと待つしかないかな、とも思えてくる。

ただ、これは立っている時が一番楽で(おそらく開きつつある骨盤に上半身という重石をかけることになるため)、でもずっと立っている体力などなく、二番目は横になっていることだが、これは寝起きの動きが腰に来るのが難点、三番目は椅子に腰掛けていることだけれど、なにせ骨盤が左右非対称になっているので、気付くと脚を組んでしまって身体の歪みを助長している気にもなり、つまりどうにも身の置き所がない。そして楽とはいってもどの姿勢でも腰回りが厭ぁな感じに痛んでいるのだ。

早く開ききらないかなあ、今季のわたしの骨盤。嗚呼、コロナ禍でもなければ温泉に湯治にでも行きたいよ、とゲームの中のペンギンを羨ましく思ったりなどしている。

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