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霊長類ヒト科アゲアシトリ属ジュウバコツツキ目の妄想多め日録

週末

台風上陸で住まいの周りが川や滝に!と瞠目してたら、実家方面が地震に。ということを、友人からのメールで知る。地上波TV見ない生活も、はや10年近いとこういうことになるのか。

家の固定電話からは繋がらないので、公衆電話からかけてみるとあっさり繋がる。父母は無事だったようだが、一回目の余震中に、母が宅急便を出しに行くという向こう見ずをやらかしていた。まあ、もし地震で死ぬとしても、その荷物を出しておかないと本人としては気持ちが悪くて仕方がないのだろうから、しょうがない。

と、思いつつ、余震に備えて枕元に靴と靴下を置いて寝ることの重要性だけは、繰り返し言い聞かせて電話を切った。

主な被災地は実家方面や友人の住む地域ではないのだが、寝つきが悪いというか、眠りの質がよくない。やっと眠り込んだと思ったら、携帯のいつもの目覚まし機能のバイブ音で3回も目が覚めたということで、完全に目が覚めてしまった。寝起きから肩が痛重い。想像妊娠ならぬ、想像被災のようなものか。

開けて日曜、朝また揺れたというわりには、実家から都内への電話も繋がるようになる。母が午前中指定で出した宅急便は、夕方届いた。配達員さんは「遅れましてすみません。新潟からの荷物だったもので」と言っていて、でもわたしは今日中には届かないかもしれないと思っていたのだが、どのようなルートでやってきたのだろう。