読んだり食べたり書き付けたり

霊長類ヒト科アゲアシトリ属ジュウバコツツキ目の妄想多め日録

2005-01-01から1ヶ月間の記事一覧

『理由』

いやあ… みごとな大林映画でした。よくできてるくせに、怪作。 出てくる登場人物人物、いちいち有名人なのに、というかだからこそ、そこに無名性が生まれて、でもそれぞれのさすがの演技の巧さで実在性が生まれる不思議。そんなふうに殺人事件が題材の小説を…

ひさびさの大林映画

スイーツ狂い冥利・その2

さて、こんなふうにエラソーなケーキ屋さん紹介文を書いている割には、コンビニ・スイーツもばりばり食べてます。この季節はバレンタインということもありますが、チョコ菓子の佳品がコンビニ棚に次々現れる、スイーツ狂いにとっては悩ましくもうれしい季節…

スイーツ狂い冥利

行くのに本線から支線へ、駅降りてからも坂を降りたり上ったり、あるいはバスで行くしかない、そんな辺鄙なところにあるお店、「ヒューゲル」は、今まで外で食べたなかでいちばんおいしいショートケーキを体験させてくれたお店です。おいしさの理由は、どろ…

今朝、フジサンケイビジネスアイの巻頭記事(http://www.business-i.jp/news/top-page/topic/art-20050126213808-LWVTWMFRTV.nwc)で、ブラックドレスにファー、そしてダイヤのクラウンやチョーカーを着けたゴージャスなリカちゃんを見て、得心がいった。 「…

リカちゃんと瞳ちゃん

がいこくごがしゃべれるようになりたいです

今着ているコートは小公女ふう、というか今ふうに言うならハーマイオニーの冬の制服登校姿と言っても違和感のなさそうな(笑)紺のヘリンボーン身生地におなじく紺のベルベット丸襟とカフスというクラシカルなデザイン。ほんとはドレスの上掛け用なのに、毎…

『東京カレー★バイブル』

まだ全部は読んでないけど、とにかくカレーを食べに行きたくなる本。春頃、近所なのに知らなくて連れて行っていただいたコム・シェ・ヴのカレー解説に「そのとーりッ」と頷いてしまいました。 このリンク画像にはないけど、店頭では4/5くらいの幅の帯に、お…

フリルがゴージャス

観葉植物の新芽が開きました。かわゆい。猫草でもなし、おいしくないはずなのに、なぜか大きい葉を猫が噛むので勝手に縁がカットワーク風になっていきます。新芽を齧らないのは若くてあくが強いから?

『Nathalie... 恍惚』

ひさびさに、近来稀に見る底意地の悪い映画を見た。エマニュエル・ベアールが愛の行為を「語る」、というのに惹かれて見に行ったのだが、この映画、ベアール主演とあちこちで喧伝されているけれど、彼女のファンにとっては、とても居心地の悪い映画だと思う…

意地悪熟女タッグチーム

id:yskszkの日記を読んで考えてみたけど、男性を主人公にした場合の配役がなかなか思いつきません。イヤったらしくてキザでゴージャスが似合わなきゃいけないとなると、うーん… 現在TV版の主題歌を歌ってるミッチー、じゃ線が細すぎて刑事としての説得力がな…

通常、わたしは夢というものをほとんど見ない。正しくは起きてから覚えている夢がない、ということなのだろうが、夢を見るとなると、それは体調の悪い時に限っている。で、さいきん、風邪で寝込んでいたときには、一晩の睡眠の中で、あきらかに違う話を2つ、…

夢ザッピング

今回の太刀魚、その来歴など

釣り人メモより: 「太刀魚 1/14、東京湾観音崎沖でルアー釣り。太刀魚は長さではなく幅で評価される。10cm以上であれば超上物である。今回のものは2本分、中の上といったところか……。 料 理 ウロコもなく、皮も引く必要はない、フツウに刺し身、塩焼きにし…

風邪で潰れた週末+一日

土曜は古巣で特殊資料の校正・校閲バイト、次の日はひさびさの大林映画、のはずが、どうも先週あたりからのなんとはなしの腹具合の決まらなさが、どうやら流行のノロ・ウィルスだったらしく、風邪を引いても食欲はいつもどおり旺盛なわたしが、主食は梅干の…

日仏学院のゴダール試写会

あなたなら、アラーキーと電撃ネットワークの南部さん、どちらが行きそうだと思いますか? わたしは前者、だけど見間違えない気が(笑) http://park10.wakwak.com/%7Ekikuchic/cgi-bin/ezjoho.cgi

死んだ魚のように

薄暮より、連れのバーゲン散歩、略してバーさんについて行き、すてきシャツを発見して一巡してから買いに戻って、路面店で以前買ったコートのお手入れ方法を聞き、靴メーカーのセールでベビーシューズ風+ツイードという乙女靴を発見、とくに欲しい物がなか…

パン屋による総攻撃

第一回2525音楽クラブ定例会

夜は連れと谷中の第一回2525音楽クラブ定例会へ。駅近くのゲルマニウム温湯の寿々木旅館にふたりとも激しく惹かれる。「LIVE DOG」というペットショップの看板に「DEAD DOGを扱う店でも近くにあるのかよ!」などと激しく突っ込みつつ、パーマ屋の店舗に水パ…

MUSEUM CAFE

ところで今日の写真は美術館を出て入ったカフェ・スペースからの東京の夕景、なんですが、携帯のカメラ越しだとなぜか夜明けみたいな風景に。ここから見るほんとうの夜明けの物寂しさ度はすごいでしょうね。

ARCHILAB

建築に関わる実験的思考とその成果が次々、展開する。曲がり角ごとに万華鏡のように、住居や街についての「これでもいいじゃん」「これってありなの?」というサプライズが降り注ぐ。架空の都市計画とかが好きなひとは大興奮間違いなし。 星新一の挿絵におけ…

夕景の夜明け変換

『2046 [DVD]』

そしてこれは、妄想の電車のなかに物語のある映画。二番館のラスト1本割引で900円だし、絵葉書に写った景色が絵葉書どおりか確認するかのように見るにはいいか、と軽い気分で見に行ったのですが、まったく思っても見なかった事態に陥ってびっくり。 見終わっ…

電車は走るよ脳内を

id:mohriさんが某所でプチ挙げた「オレが考えたマンガ版『電車男』」に綿国版と押井版を書き込みして思った。 『電車男』って、鬼畜姉妹がいないかわりに、優しい毒男たちが活躍する『花とみつばち』だったんじゃ…

年越しで明けた赤ワインが妙に硬くて、結局わたしの感覚レベルでは五分咲きくらいで止まってしまいました。その残りをどうしようかと思ってたのだけど、そうだ、プラムとワインで煮る鶏の煮物をひさびさ作ろうとことこと。セロリのかわりに芹の茎を入れたり…

鶏のワイン炊き

帰省してる友達、地元の友達と曇天の下、待ち合わせて飲んだ翌朝の帰ってくる日は、元日よりさらに日本晴れで、雲一つなく、遠くの山々までくっきりはっきり。駅に向かう車窓から瞥見しただけの日本海も、青灰色じゃなく紺碧にかがやいて、タクシーの運転手…

カレーとタルト・シトロン