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霊長類ヒト科アゲアシトリ属ジュウバコツツキ目の妄想多め日録

2008-10-01から1ヶ月間の記事一覧

『tiny shoes』展、ふたたび

仕事帰りに寄ってじっくり見る。ちなみにこのとき纏足の少女たちが何人いるのか数えてみました、結果は前回の『tiny shoes』展の記に書きましたが、107人! で、その中でも特に大量の少女たちが犇いているのが、いろんな凧をあげている35人の少女たちの一枚…

2525稼業presents 東京23区ミニチュアワールドツアー第六区 墨田区の巻

せっかく出掛けに地図をプリントアウトしたのにそれを持って出るのを忘れ、「酒屋の次の角を左折」などとおぼろげな記憶をたよりに歩く。 商店街が終わって街灯の明かりもまばら、グレーの工場めいたものを横目に見ながら行き過ぎてしまい、あとから合流予定…

『tiny shoes』福田さかえイラストレーション展@tray学芸大学

仕事帰りに、見に行くのを楽しみにしていた福田さかえさん*1の個展会場へ。オープニングパーティにはずいぶんたくさんのお客様が見えていて、彼女のイラストと人柄の魅力とを再認識。飲み物は、お酒や冷たいお茶のほかに菊花茶まで飲めるよう準備されていた…

「ミッシング・ピース 東京展」と「Feel TIBET」

「ミッシング・ピース 東京展」の関連会場「Feel TIBET」で、家族がずっと欲しかったというところに、思いがけず手ごろな大きさのものがあったので、マニ・ラコーを買いました。 マニ・ラコーは携帯用の小さいマニ車です。ちなみにマニ車とはなにかというと、…

あかねの焼きりんご@三茶マメヒコ

野田の能を見る前に、シアタートラムの筋向いのマメヒコで。 ドアを開けたら入ってすぐ左のケースに紅いピラミッドのようにりんごが積んであって、もうそれで頼むものは99%決まってしまいました。名前は「あかねの焼きりんご」*1。開演まで40分くらいだった…

『The Diver』@シアタートラム

野田秀樹の能、ということで楽しみにしていたこれは、野村萬斎が芸術監督となる「現代能楽集」の第4弾。題材は能の『海人』、「日野OL不倫放火殺人事件」*1、『源氏物語』のうち、「夕顔」「葵」。「桐壺」「帚木(いわゆる「雨夜の品定め」)」も少し入って…

『攻殻機動隊2.0』

映画館でもう何回か見たい、と思っていたのだけれど、今年の夏は見たい映画が多すぎて果たせず。なのであとから気付いたこと、言葉になったことメモ。 ・音がとにかくすばらしい。銃器類の音が格段によくなった、ということはもちろんなのだけれど、それにも…

『死にぞこないの青』

なかなか感想が書けないくらい感情移入してしまったし、書いたら書いたでルサンチマンさらけ出してるだけだったので、映画本体について追記。 この映画は、「姉の力」のみなぎる映画だった。 とはいえ、この映画の「姉」、安寿と厨子王の姉のようではない。…

『エターナル・サンシャイン』

へえぇ、ジム・キャリーってこんな役もやるのかあ、と思った直後に、待てよ、案外これは本人の素にかなり近かったりして、とか思いながら見てました。あと、記憶が消えていく過程の、話している相手の顔が消えてたり、振り向かせようと肩をつかんだ相手が、…

『ミス・ポター』

それぞれの家庭でみそっかすだと思われている同志が惹かれ合い、恋仲になる、その不器用な過程がなんともいじらしい。むしろあの時代に喪女が階級違いの相手との恋愛結婚を、条件付きとはいえ中産階級の親に認めさせるとはよくやったと言いたい。 それにして…