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2017-09-01から1ヶ月間の記事一覧

わたしが出会ったスゴい誤植

今週のお題「読書の秋」 とあるのですが、わたしがついつい読書中に読んでしまうのがいわゆる誤植、誤字脱字衍字(季節については「秋だけでいいのか、読書」で書いたとおり)。 今日は最近の読書の中で忘れられない誤植その他をご紹介。 亡びゆく言語を話す…

映画『仁光の受難』でボレロを踊っているのは誰?

東京・新宿の角川シネマ新宿にて、10月6日まで上映の『仁光の受難』という映画を見たのですが、その中で赤い円卓の上で能の女面をつけたダンサーが、モーリス・ベジャールの『ボレロ』をほぼまるごと踊るシーンがありました。踊っているのは「結樺レイナ」と…

『ハイジ アルプスの物語』(字幕版)@恵比寿ガーデンシネマ

アニメ版でおなじみの名シーン続々!『ハイジ アルプスの物語』予告編 こないだ吹替を見た『ハイジ アルプルの物語』をやはり字幕版でも。字幕というか元音声だと、感情の迸りが吹き替え版より直接的に感じられるなー。クララが激昂するところとか、と思いつ…

さーて、今秋の標的は……。

今週のお題「読書の秋」 前のエントリで、特になにもおすすめしなかったな、ということに今さら気づき、こっそり『もだえ苦しむ活字中毒者地獄の味噌蔵』を貼り付けてきた。 ついでにここに、今秋読むか、少なくとも入手はしておこうと思っている本を挙げて…

秋だけでいいのか、読書

今週のお題「読書の秋」 常々思っているのだが、なぜ「読書の秋」なのであろうか。夏は暑くて本が読めない、ということならば、いわゆる夏休みの読書感想文なる課題が出されることと矛盾する。 晴耕雨読という言葉があるが、それに照らせば、秋は晴耕した結…

『淳子のてっぺん』唯川恵

淳子のてっぺん 作者: 唯川恵 出版社/メーカー: 幻冬舎 発売日: 2017/09/07 メディア: 単行本 この商品を含むブログを見る 田部井淳子さん*1をモデルにした、田名部淳子を主人公にした、といってもエヴェレストまでの道のりは田部井淳子さんのほぼそのまんま…

『ハイジ アルプスの物語』(吹替え版)@恵比寿ガーデンシネマ

ハイジに花澤香菜!『ハイジ アルプスの物語』日本語吹替え版予告編 恵比寿ガーデンシネマで実写ハイジ吹き替え版。おんじ役が「おっぱいぷるんぷるん」アテレコ動画で有名なヒトラー役の人で最近、話題。わたしにとっては『ベルリン・天使の詩』の人。 ベルリ…

台風と甘味

台風が来るというので、コロッケではなく台風明けにつるんとしたものを食べたいな、と、ホマレ姉さん (id:homare-temujin)が夏にあげていたレシピでカルピス寒天を作る。つるんとした1ミリほどの透明な層の下に、細かくモロモロと渦巻く白いカルピスの層が重…

『静かなる情熱 エミリ・ディキンスン』@岩波ホール

岩波ホールでは9/15までなので、あわてて見に行く。 詩人として、あるいは才ある喪女としてあの時代に生きることの困難さはじゅうぶん、描かれていると思う。けれど、元英米文学専攻としては、エミリ・ディキンスンについての史実として知られていることと違…

『ELLE』@TOHOシネマズ新宿

ヴァーホーヴェンっぽい悪趣味とブラックな笑いを楽しめる映画『ELLE』。どの映画を見に行こうかと、前夜に町山智浩氏の紹介音声(テキスト版はこちら>http://miyearnzzlabo.com/archives/43536)を聞いていて、「この主人公はサイコパスなのでは……?」と思…

『ガラスの仮面』展@松屋銀座

・8/30:一回目 この日、ガラスの仮面展でびっくりしたのは、思ったより原稿用紙が大きくないこと。そしてあまりホワイトが入っていないこと。あっても目の描き直しか、ホワイトで描く部分。わたしは下描きとだいぶ違ってしまうことが多いので、プロはやはり…