読んだり食べたり書き付けたり

霊長類ヒト科アゲアシトリ属ジュウバコツツキ目の妄想多め日録

2010-01-01から1年間の記事一覧

日本映画をよく見た一年でした

1:『川の底からこんにちは』 わたしの今年の一番はこれです。笑わせの直後に泣かせが来たり、「え?」という衝撃がたくさんあって、それがグルーヴを生み出している稀有な作品。田舎の人間関係を描きながらもべったりと土俗的なものを描くという泥臭い演出…

『相棒 劇場版II』

かねてよりファンなので、みっちー(及川光博)目当てに仕事納め帰りに見に行ったのですが、おっさん俳優陣の色気がすごくてそっちに目が行ってしまい、あまりじっくりみっちーを見られず。ていうかポスターの時点でみっちーより水谷豊のほうが色気が勝って…

2011チベット・カレンダー

チベットの写真をふんだんに使った2011年のSFTJ(Students for a Free Tibet: Japan)のオリジナルカレンダーができました。写真は2009年にラサなどを訪ねたサポーターによるもので、暦にはチベットの祝祭日も記載されています。 こちらのカレンダーを1部100…

『THE SUN BEHIND THE CLOUDS』上映会@代々木

ドキュメンタリー映画「THE SUN BEHIND THE CLOUDS」(副題−チベットの自由への闘争−)の国内初の上映会を、12月19日(日)に国立オリンピック記念青少年総合センターのセンター棟4F セミナールーム(417)で開きます。 映画ではチベット人のテンジン・ソナ…

世界人権デーに向けたチベットデモ

この日のデモの参加者は80人弱。以降、個人的な感想のみを書きますので、デモの趣旨などに関してはこちら(http://tibet.holy.jp/)もしくは前回のエントリ(http://d.hatena.ne.jp/Mmc/20101127#p1)をごらんください。 わたしはチベットの民族衣装・チュパ…

2011チベット・カレンダー

チベットの写真をふんだんに使った2011年のSFTJ(Students for a Free Tibet: Japan)のオリジナルカレンダーができました。写真は2009年にラサなどを訪ねたサポーターによるもので、暦にはチベットの祝祭日も記載されています。 こちらのカレンダーを1部100…

『THE SUN BEHIND THE CLOUDS』上映会@代々木

ドキュメンタリー映画「THE SUN BEHIND THE CLOUDS」(副題−チベットの自由への闘争−)の国内初の上映会を、12月19日(日)に国立オリンピック記念青少年総合センターのセンター棟4F セミナールーム(417)で開きます。 映画ではチベット人のテンジン・ソナ…

世界人権デーデモ@新宿

12月4日(土)、お昼12:00より、新宿で、12月10日の世界人権デーを前に、チベットの人権を訴えるデモ行進をいたします。 今年に入り、授業での中国語使用を強制する中国青海省での新政策に対し、多くのチベット人学生がチベット語の保護を求め抗議して…

映画『28 1/2 妄想の巨人』

映画「28 1/2 妄想の巨人」 [DVD]出版社/メーカー: ポニーキャニオン発売日: 2010/09/15メディア: DVD クリック: 2回この商品を含むブログ (4件) を見るもうね、「にじゅうはっか にぶんのいち もうそうのきょじん」と読むタイトルが、まんまフェリーニの『…

『舞台「鉄人28号」』DVD

舞台「鉄人28号」映画「28 1/2 妄想の巨人」豪華セット版 [DVD]出版社/メーカー: ポニーキャニオン発売日: 2010/09/15メディア: DVD購入: 2人 クリック: 18回この商品を含むブログ (5件) を見る映画『28 1/2 妄想の巨人』との二枚組のうち、こちらを見た。感…

『仕事の流儀』吉田都さんの回

19日に芸術劇場で吉田さんの英国ロイヤル・バレエ団引退公演の『ロメオとジュリエット』を見たあとに録画していた『仕事の流儀』の吉田都さんの回を見た。しかしこの番組の男性アナウンサーの発音、いつも慣れないなあ。「〜なのか」が「〜なのkha」という感…

Tibet Peace Walk in JAPAN@横浜

11月13日、APEC首脳会議に合わせ、開催地である横浜市で、在日チベット人コミュニティ(Tibetan Community Japan)主催の、チベット・ピース・ウォーク・イン・ジャパンが行われた。参加者は約140人、うち20人ほどが在日チベット人だった。 ピース・ウォーク…

『ドン・キホーテ』@ゆうぽうと

東京バレエ団とダニール・シムキンの「ドン・キホーテ」。バレエ・フェスでシムキンに度肝を抜かれて、2階の1列目ほぼ中央をゲットして楽しみにしていたのですが、シムキンは期待を裏切らない凄さでした。あとテープだと思ってたら東フィルの生オケだったの…

戸川純@O-WEST

お盆の東京。「どうせウソだとわかっているさ!Vol.7〜トラ男3人 不惑の60路を往く〜」でミチロウと戸川純のライブを見た。ほんとはそのあとに頭脳警察もあったのだが、ミチロウで満足したあと戸川純でいたたまれなさでいっぱいになってしまい、それ以上ライ…

『ソウルパワー』@アップリンクファクトリー

冒頭、いきなりJBのライブで胸にいろいろ飛び込んで来る気分。この1974年当時のJBが最初から最後までキュートでパワフルでチャーミングで… って、言葉ではとても言い表せないのです。映画館なので「キャー」って言えないのがもどかしくらい。そんでもってエ…

チベットの歴史と文化学習会@文京区民センター

とびとびにしか参加できていないのですが、第9回の今日は「『農奴解放』言説」の歴史研究、80年代のチベットの映像、チベット漫談のあとに、青海省地震と支援(政府の公的なものからNGOなど私的なものなど)の現在についての報告など。最終的に90人強の方が参…

『必死剣 鳥刺し』@渋谷

官僚社会+ヤクザ内部闘争的。衣擦れやつばぜり合いなどの音、障子越しの光や戸の開け閉めに伴う気配の描写が素晴らしい。来るだろうな〜というところに来るべきものが来るはまり具合は時代劇としては快感ではあるが、話としては救いは特にない。アホ殿は悔…

『同級生』@中村明日美子

同級生 (EDGE COMIX)作者: 中村明日美子出版社/メーカー: 茜新社発売日: 2008/02/15メディア: コミック購入: 31人 クリック: 481回この商品を含むブログ (207件) を見る いつもカラーの表紙絵でミュシャみたいなホイップクリームのごとき重さを感じて読まず…

2525稼業@そら庵

この日は「東京23区ミニチュアワールドツアー 第8区 江東区の巻」meets「深川芸術祭vol.5」*1で久々に隅田川のむこうへ。会場のそら庵に迎う途中に芭蕉記念館(バナナがちゃんと植え込みに育っている)やお店の手前には芭蕉稲荷などがあるロケーション。 つ…

『プージェー』その後

少し前に、『プージェー』というモンゴルの遊牧民のドキュメンタリー映画を見て、羊代を寄付してきた。昨日帰ったら写真入りで寄付したお金の使われ方が届いていた。 ウェブのほう*1には手紙にあった以外の情報もあり、読んでいたらなぜかとても親しいひとの…

『フェルマーの最終定理』@サイモン・シン

数学は超苦手なので2週間くらいかけて読了。凄かった…。凄すぎて読んでる最中は感動してることに気付かず、訳者後書きを読んでるときにようやくじわじわとキました。 数学関係の本を読むといつも思うのですが、高校入ってから数学がまったくわからなくなり、…

ダライ・ラマ法王来日 法話と講演@パシフィコ横浜

この日は朝10時からパシフィコ横浜でダライ・ラマ法王の法話と講演がありました。チケットを買おうとしたときにはS席が売り切れてたので、混みそうだしお弁当付きA席にしたのですが、正解でした。まず、混むだろうと少し早めに着くように行ったのに、すご…

キャラクター@東京芸術劇場

その翌日はNODA・MAPだったのですが… いま、この時期にその題材なのはなぜ? ということが引っかかったのと、古田新太がもっとアクの強いところを前面に押し出して宮沢りえと絡むのかと思えばそうでもなく、宮沢りえは長台詞が多すぎて、なんだかバランスが悪…

登川誠仁民謡ショー@太田区民ホール

登川誠仁こと誠ぐぁーは去年、琉球フェスでのときはなんだか元気がなくて、このまま老いて消えてしまうのか、もうワンマンライブは無理なのか… などと心配になるほどでしたが、ここ数年はどうやら飲みすぎで体調を崩していたらしく、現在は泡盛はドクタース…

『虐殺器官』

SF小説を読む、ということがさいきん、めっきり少なくなっていた。SFアニメは見るし、SFマンガは読むのに、なんでだろうと自分でも思っていたが、この小説を読んで、その理由がわかった。それは、アニメやマンガに比肩するほどのテクニックを備えて面白いSF…

『カラシニコフ銃 AK47の歴史』

『ビルマVJ』を見る前、そして見終えた後も、この本を読んでいた。切れ切れに知っていたAK47の過去の歴史と、あまりにも単純で頑丈な、つまり武器ではあるが「用の美」にあふれていたために、世界中の紛争地帯で血液のように循環するこの銃の現在までが概観…

『ビルマVJ 消された革命』@イメージフォーラム

事前にノベルティ目当て*1で前売りも買い、見に行ったのは半月も前だけど、整理されたドキュメンタリーとはいえ、なかなか感想が言語化できない。それはこの映画が映し出すものがあまりにパワフルで、言葉というものでくくるにはこぼれ落ちてしまうものが多…

『プージェー』@なかのZERO小ホール

夕方19時から、なかのZERO小ホールでモンゴルの伝統的な放牧生活を送る少女の映画「プージェー」を見る。5歳で鞍もなしに馬を乗りこなし薪を集めて運ぶ少女のかっこよさに、自分の安楽な日々を気恥ずかしく感じる。 しかしそのかっこいい少女は「遊牧民にな…

14歳のショパン・リサイタル@サントリーホール大ホール

4度めくらいの生・小林愛実の生演奏。生で聴くたびに「?」が浮かんではいたが「まだ若いから不安定なんだろう」と思っていた。が、この日の演奏を聴いて、それだけではないなあ、と残念な気持ちに。 演奏はショパン生誕200年記念事業の一環ということもあっ…

『ビルマVJ』明日から

上映館の渋谷イメージフォーラムで、駆け込みで特典つき前売り券を2枚買ってきました。特典はバッジで絵柄が7種類あって選べるのですが、どれも魅力的…結局、お坊さんがメガホン持ってる写真の色違いをひとつずつもらってきました。黄色いほうが大きく見えま…