読んだり食べたり書き付けたり

霊長類ヒト科アゲアシトリ属ジュウバコツツキ目の妄想多め日録

2018-04-01から1ヶ月間の記事一覧

焦らず無理せず

今年の目標は、「無理しない」。年明け早々の手術入院などもあり、そう誓ったのだが、喉元過ぎればってやつで、回復してくるともともとせっかちなのもあり、無理しそうになる。 特にバレエ。放射線治療も終えてようやく復帰した四月は、毎週通う! とか思っ…

ガラスの仮面グッズ

去年の東京でのガラスの仮面展で、けっこう散財した。その中で、一冊に三種類のデザインがセットされている付箋が意外と使いでがある。 ガラスの仮面展 会場 限定 グッズ ブック型ふせん マヤ 亜弓 2種 セット 出版社/メーカー: 白泉社 メディア: おもちゃ&…

スマホ版のブログトップ画像

昨日から、これ↓に変えました。 これに変えておいての昨日の大真面目なエントリ、わけわかんないですね。でも大真面目とギャグが常に同居してるのがわたしなんで、しょうがない。 ちなみにこの画像は友だちがこんな会話から作ってくれたもの。 友だち「断捨…

ネパール大地震を超えて

ネパール中部で大地震があったのは、もう三年前。ネパールはもともと経済的に貧しい国なので、地震からの復興がなかなか進んでいません。そして、ネパールでは以前から、女性が人身売買され、インドの売春宿で強制的に働かされるということが起こっています…

なんでも雑誌化

趣味で活動しているコミケサークルの注文書が、「月刊暗黒通信団の注文書」という名前になって雑誌と化したのは、いつからだろう。少なくとも何年か前に吉祥寺のジュンク堂書店に営業に行った際の注文書は、ふつうに新刊情報のみが載っていたのだが……。 2017…

いつでも本が

カバンの重さを左右しているのである。本が。通勤読書用にはなるべく新書や文庫本を持ち歩きたいのだが、積読本を消化していく関係上、そんなにうまくいくわけもない。 あと、新書や文庫本だと下手すると通勤往路で読み終えてしまうことがある。そうするとわ…

かたいプリン

かたいプリンが好きだ。日本でプリンといえば、それはおおむねカスタード・プディングなわけだが、わたしはきちんと蒸されたかたいプリンが好きなのだ。やわらか系の、中途半端に加熱したアングレーズソースのようなプリンをプリンとは呼びたくない。 しかし…

モラルか仕事か ~あるいは如何にしてわたしの転職回数は激増したか~

いわゆるバブル崩壊後の就職氷河期世代のわたしには、仕事生活上の転機は回数が多すぎる。だが、正社員時代にしろ派遣社員時代にしろ、思い返すとモラルの点で耐えられない、ということが転機というか、転職の契機になっていることが多い。 四大卒で最初に就…

【気になる言葉】まっちゃいろ/文部大臣/文字書きさん

今日の【気になる言葉】は小ネタぞろいなので、三つセットでお送りします。 ◆まっちゃいろ 「まっちゃいろ」という字面を見たら、どっちを連想するだろうか? ・抹茶色 ・真っ茶色 絵本だったら、真っ茶色かなあ。いや、いろんな色を紹介する内容なら、抹茶…

4/28からは相田みつを美術館でチベフェスPart2

アースデイ東京でチベット紹介エリアに来ていただいた方、ありがとうござました! 例年、二日のうち一日は荒天なので心配していましたが、二日とも快晴! 暑いからTシャツが売れるかしらと思っていましたが、意外と例年ほどには売れず。チベット医学に基づい…

東京・護国寺、代々木公園、そして長野の佐久で

東京の護国寺では昨日から、代々木公園では今日・明日、そして長野県・佐久では今日21日にアースデイ佐久でチベットの文化や現状が紹介されています。 今日はお隣のインドのチベット文化圏紹介ブース・ジュレーラダックさんのソーラークッカーで、お湯が沸騰…

驚愕の『世界史の誕生 モンゴルの発展と伝統』

読んでいるあいだは、さながら著者に筋斗雲の上に引っ張り上げられ、西に東に過去から未来へ、急ブレーキしてまたちょっと時間を戻っての時空間旅行に、振り落とされないよう必死に筋斗雲にしがみつくが如し。世界的時間旅行をしたいひとにはぜひぜひ、おす…

4/20からは東京チベット・ウィーク♪

明日、四月二十日から二十二日まで、東京・護国寺でチベット・フェスティバル2018が行われます。ちょっと置いて、四月二十八日から五月六日までは相田みつを美術館でも。 インドからやってくるチベット仏教寺院の僧侶による ・観音砂曼荼羅の制作 ・仮面舞踊…

【気になる言葉】運命の人

学部生時代、好きな人のことを「あの人はわたしの運命の人だと思うの!」とおっしゃる先輩がいた。 この「運命の人」の指す内実が、わたしにはよくわからない。好きな人が好き合うべき運命の人なら、嫌いな人も嫌いになる運命の人なのではないのか? という…

【気になる言葉】車を転がす

車を転がす。自動車を運転することが、こう言われているのを目にするたびに、変な気持ちになる。 「車を転がす」といわれると、旧約聖書の「サムソンとデリラ」の怪力男サムソンや、マンガ『北斗の拳』に出て来たような大男が、自動車を運動会の大玉転がしの…

【気になる言葉】ほのめかす

「ほのめかす(仄めかす)」という言葉がニュースに登場すると、なんだか落ち着かない。「ほのめかす」というと、「うーん、それはどうかなー、知らないなー。あ、でもそれに関係するあれについては知らなくもないw」とか言って、他者を翻弄している感じが…

お稽古覚書

なんとか今日もバレエのレッスンをすませた。最後の方、頭から脚にぜんぜん指令が行かなくて、すんだとかすませたとか言っていいのか? というところもあるけれど……。 今回は一時間半のレッスン中、残り30分になって脳に酸素が足りなくなって、脳からの指令…

柳美里さんの本屋さん、開業

以前、クラウドファンディングにほんのちょっとだけ参加した柳美里さんのブックカフェ「フルハウス」がオープンしました。 motion-gallery.net その後、目標金額の500万円を超えて890万円ちょっとでプロジェクトがクローズできたおかげか、本棚がすかすか、…

一気読み!石井桃子評伝

今月、文庫になったばかりの本、『ひみつの王国: 評伝 石井桃子』。 ひみつの王国: 評伝 石井桃子 (新潮文庫) 作者: 尾崎真理子 出版社/メーカー: 新潮社 発売日: 2018/03/28 メディア: 文庫 この商品を含むブログを見る ……もしかしたら四年ほど前の単行本発…

『ペンタゴン・ペーパーズ/最高機密文書』@バルト9

二回、泣いた。 一つは、輪転機を間近で見たこともあるので、あれに時間ギリギリでGO!が出るところ。ふつうは泣くような場面じゃないと思うけど、仕事での校了の緊張からの緩和が蘇ってきたのもあってか、涙が出た。 なお輪転機のシーンは写真製版ではなく、…

新作ピーターラビット映画

以前、ピーターラビット側からではなく、ピーターラビットたちに目を付けられた人間側からの短編を書いた。 mmc.hateblo.jp それに文芸同人誌用に手を入れてしばらくして、実写+CGのピーターラビット映画が作られていることを知った。海外版予告編を見る限…

身体の限界

もともと人より身体が硬いので、バレエのレッスンでは自分の身体の限界をすぐに感じる。以前はアメリカン・バレエ・シアター(ABT)で初の日本人ソリストで、今はヒューストン・バレエのプリンシパルを務め、今年のローザンヌの審査員を務めた加治屋百合子さ…

福岡アジア美術館のアジアギャラリー

福岡アジア美術館*1のコレクション作品が展示されている「アジアギャラリー」*2がすごい。 www.facebook.com 政治的な権利とか、民族としての自己を失わないためとか、今現在いろいろなことのために闘っているアジアの国の作家の作品が多いためか、作品から…

感謝の大風と涙雨

高畑勲監督が亡くなった。 かなしい。 東京は夜半からの涙雨を吹き飛ばすような、あるいは高畑監督を天井に連れ去るような大風。 www3.nhk.or.jp わたしが児童虐待されながらも生き延びられたのは、ハイジ、マルコ、赤毛のアンのアニメ諸作品に助けられたか…

二つのBへの復帰

一つ目のB 昨日、ようやくレースとワイヤーの付いているブラに復帰した。この本↓みたいな高級ランジェリーではないけど、やっぱりレースは身に着けると心が浮き立つ。 La Perla: Lingerie and Desire 作者: Isabella Cardinali 出版社/メーカー: Rizzoli 発…

いえのそとへ 《連作短編集「デッドロックのはずれ方」6・終》

「西野さん、職員室まで、ちょっと」 部室に行こうとカバンとフルートケースを提げたところに、顧問の内田先生が眼鏡を押さえながら走って来て真顔で言った。 (なんだろう、こないだラブホに入ったのと、男子にそのお金出させたのがバレたのかな) そんな懸…

歩幅の違い 《連作短編集「デッドロックのはずれ方」5-2》

翌日の昼休み、実佳は理科準備室兼、数学部の部室に向かっていた。詩緒を教室に訪ねて行ったのだが、昼休みも放課後も数学部にいると言われたのだ。 「誰かいますかー?」 昨日の久実の話の衝撃で、だれかが昼休みデートしている現場に踏み込んだら、と部室…

花見風呂

桜の季節に温泉に行った。宿に着く前に遅くまで食べ続けた夕食で、おなかがはち切れそうだったので、露天風呂のついた共同浴場に入ったのは、深夜零時を回っていたかもしれない。 午前三時半まで開いてるというお風呂も、脱衣所で使われている籠は一つだけ。…

歩幅の違い 《連作短編集「デッドロックのはずれ方」5-1》

受験が終わった。久実、実佳、詩緒はそろって見学に行った高校に受かり、それぞれ別のクラスになった。久実と実佳は吹奏楽部に、詩緒は理数系でもないのに、なぜか数学部に入った。 実佳が、奇妙な気配に気づいたのは夏休みのあとだった。正確には、久実とい…

いえのなか 《連作短編集「デッドロックのはずれ方」4-2》

「おかえりなさい、吹奏楽部、どうだった?」 まだ、ローファーを脱ぎ終わらないうちにキッチンから出てきた母は、久実に近づいた。 「うん、楽しそうだったよ」 「おやつ、食べるでしょ?」 「あ、実佳たちと食べたから」 「……そう」 一気に母のテンション…