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8・8チベットの平和を願うキャンドルの夕べ@新宿

仕事帰りに新宿駅西口から程近い常圓寺へ。着いてみたら常々、「ここってどんな人が檀家さんなんだろう?」と興味を持っていたお寺でした。そして境内にはLEDっぽい電気のついた白い風船が膝から腰くらいの高さでたくさん揺れていてお盆風情満載。

本堂正面にはシートが広げられていて、そこに各自持ち寄ったろうそくを、どなたかが二つ三つ用意しておいてくださったチャッカマンで灯していきます。お片づけのときに知ったのですが、カートで大量の、直径・高さとも10〜15センチのろうそくを10〜30個とかの単位で持って来られた方がいて、それを中心にティーキャンドルを「Free Tibet」と書いた紙コップやプラコップに入れたものや活けられた白いガーベラなどが並べられていきます。

時間になったので本堂へ。おー、涼しいと思ったのもつかの間、どんどん寒く… 法衣って結局和服だからこれくらい冷房効かせないと暑いんでしょうね。本堂内でも撮影していただいてまったくかまいませんよ、と言っていただいたのですが、開祖らしきお坊さんの等身大の像が真正面に鎮座ましましているスペースではちょっとはばかられます。でもお坊さんが夏物の綺麗な法衣の袖を垂らして、デジカメでお話される方々を足袋でしずしずとあとずさりながら撮っているチャーミングな様子は撮りたかったかも。


主催のお坊さんのお話のあと、ダライ・ラマ法王日本代表部事務所の文化広報担当官のルントック氏のお話と、在日チベット人コミュニティー代表のカルデンさんのお話があり、その後日本の三つのお経(妙法蓮華経、般若心経、仏説無量寿経)で法要が営まれました。


それから外に出てチベットのお経が唱えられたのですが、は、早い! カタカナで読みがふられた冊子が配られたのですが、ほとんどついていけません。オーム・マニ・ペメ・フームも知っていなければほとんどそのようには聞こえないくらい早い! お経がたくさんあり(「三帰と発心」からはじまって8つ)、時間の関係で早く読みます、とは言われたのですが、これほどとは…


そのあとカルデンさんのお話と翌日のデモの告知があり、21:08まで黙祷、終わってから黙祷前にお寺についていたお友達と合流、それから別のお友達も見つけたのでふたりで元気〜? とか言いに行ったり。


それからもまだろうそくや風船の景色、風船が撤収されるのなんかをながめながらぶらぶらしてました。自分が持っていったろうそくのロウが固まるまで動けない、というのもあったのですが。

それにしても、暑さで消耗しているせいか、カルデンさんの前向きなお話を聞いていても、自分の無力さにいつのまにか思いが至ってしまい、いかんいかん、こんなネガティブなことでは、と思うことの多い数時間でした。その、無力であるという自覚が署名を送ったりする原動力になったりもするのですが… 


帰ってきていろいろしている間に、ふと見たらロシアが戦争を始めていて、それも「自分は無力である」という重いに拍車をかけ(セカイ系かよ!)、今朝起きてもどうもすっきりしません。しませんが、今日の16時からのデモ・在日チベット人コミュニティー主催 デモ行進@六本木「チベットを返せ!〜Tibet for Tibetans〜」*1には行こうと思います。が、今度はチベット国旗をどこにしまったかわからなくなりました… 無力、っていうか無能すぎる。