読んだり食べたり書き付けたり

霊長類ヒト科アゲアシトリ属ジュウバコツツキ目の妄想多め日録

チベット・スピリチュアル・フェスティバル開会式

チベット・スピリチュアル・フェスティバルの開会式にフランそあ根子さんと行ってきました。

開会式が行われるホール前方には祭壇があり、その前には青地に黒で下絵の描かれた砂曼荼羅の準備がしてあります。砂絵の具は寒色系と暖色系のグループに分けられて2つずつケースにいれられています。この日の夕方に彩色がはじまったのですが、時間の関係ではじまりの様子を見られなかったのがちょっと残念。

祭壇にはタンカ、ダライ・ラマパンチェン・ラマの写真にチベット式のお供え物。

開会式ではチベットで慶事の際に炊かれる日本のお赤飯に当たる「デーシー」という甘いごはんとバター茶を全員でいただきました。デーシーは干し葡萄とナッツが長粒種米に炊き込まれています。バター茶はあっさりとした味でした。

開会式後、ホールからお寺のお庭に出て、僧侶のみが踊ることができる仮面舞踏「チャム」を見ます。装束やお面、帽子、被り物などがかなり重そうなのですが、お坊さんたちがスーフィーのダンスのようにものすごく速く回転したりと迫力満点でした。実際にはもっと大人数で演じられるので大迫力なのだとか。








そのほか、布製品、ルンタ、小さいマニ車、いろんな天然素材でできた数珠、貴重な和訳資料や書籍、今回来られているお坊さんたちのお寺・タシルンポ寺で作られているお香、バター茶などの屋台が出ていて、まさにチベット文化祭の華やぎでした。明日から5/5まで瞑想セッションや法話、声明が行われます。最終日には完成した砂曼荼羅の砂を隅田川に流しに行く行事も行われます。ちなみに一日券は1,500円。