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中国政府によるウイグル人虐殺に抗議するデモ@宮下公園発


デモのお手伝いスタッフ集合時間の2時少し過ぎに宮下公園に着くと、SFTJ*1での知人がずいぶんいて、さらにネットで勇気づけてくださった方とも会えてホッとする。というのも前日の情報で、中国人留学生からの妨害を心配していたからだ。しかし宮下公園にはそんな彼らの姿はなく、いつもどおりホームレスのおっさんらが寝転がっていた。ただ、同じ時間に渋谷駅前で訴えかけをしていたグループには多少妨害があったらしい。


スタッフとして救護班員の一員になり、ウイグル旗を旗竿に付けたりしているとイリハムさんがスタッフ一人ひとりに挨拶に来られる。「よろしくお願いします」と言って笑顔で回られてはいるが、以前にチベットでの「農奴解放記念日」制定に抗議するデモ*2でお見かけした時と比べて、げっそりとお顔が痩せていて、心が痛んだ。


それから救護班用品として熱中症対策にヒヤロンと冷却スプレーを買いに行くが、ヒヤロンはともかく冷却スプレーがどこにもない! 薬局を4店回ったがなく、ドンキホーテまで行ったがやはりなし。あきらめてヒヤロンだけで戻る。


宮下公園に戻って人数把握のため集会場を歩き回っていると、着ていた東トルキスタン旗Tシャツの購入先について数人の方から「署名テーブルで即売してますか?」「素敵。どこで買ったの?」と質問される。そんな綺麗なトルコブルー地に白い月と星という意匠のTシャツはこのエントリの頭に貼った画像のもので、ここで買えます。一枚につき500円を日本ウイグル協会に寄付することができます。
http://www.ttrinity.jp/D-008447.html


歩き回ってだいたい600人強かなと考えていると、開会式が始まる。いろいろな方がお話しされたが、イリハムさんが東トルキスタンでの民族浄化の状況*3について話されると、参加しているウイグル女性グループのほうから忍び泣きが聞こえてきて、たまらなく苦しくなった。イリハムさんは、「すべての虐げられている人たちに、人間としての生活を!」と締めくくられた。人間らしい生活を求めてわざわざデモなんてしないでいい自分が、いかに恵まれているかということを思う。そして、それをいかに有効活用していないか、シェアしていないか…



デモが始まると、意外にお年を召した方たちが多いことに気付く。わたしたちはネットで情報を得ているけれど、彼らは今日のこのデモについてどこでどんなふうに知ったのだろうかと思う。お年を召した方は若者より不調が見分けにくいので心配だったけれど、デモが終わって救護班の他のメンバーにも聞いてみたが、不調を訴える人も、また沿道からの妨害もなかったと知ってほっとする。一部血気盛んな若者と熱い団塊世代が行き違いで一触即発になったものの、仲裁と話し合いで最後は握手して終了。貸し出したウイグル国旗を旗竿から外しては畳み外しては畳みしてお片付けして、「家に帰るまでがデモw」なんて言われながら帰宅。


その他、いつも写真を撮ってくださるねこみみさんの写真レポはこちら>
http://nekomimi.la.coocan.jp/free_tibet/ft090712/


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