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霊長類ヒト科アゲアシトリ属ジュウバコツツキ目の妄想多め日録

『デイ・アフター・トゥモロー』

週末に知人のとこで間借りしてフリマ中に、ミイラ取りがミイラに。知人出品のDVDから3本入手して帰ってきました。そのうちの1本をさっそく鑑賞。


わたしはハリウッド映画的な大掛かりなCGが大好きなのですが、この作品はCG展開の設定の現実味はともかくとして(苦笑)それはもうおなかいっぱいCGが楽しめます。が、それだけだったら感想書いたりしないのですが、意外にもけっこうストーリーの各所でぐっと来てしまいました。


それはたとえば、高校生クイズの決勝戦で地方から出てきたいつもはぼんやりさんな主人公の必死の行動に、NYの名門校のちょっとイヤミなお坊ちゃまが素直に恋を譲るところとか、同性からやきもきされてるようなオクテな主人公が同時にまだ父親の存在を求める年頃だったりとか。この映画、SF映画であり、パニックものであり、かつ、アメリカ学園映画なのです。


そして根っからの悪い人が出てこないのもいいですね。かたくなだった副大統領も最後にはまるっきり心を入れ替えて全世界に向けてメッセージを発信したりと、すっきりした気分で見終えるころができるのが、こういうスペクタクル大作のいいところだな、と久々に実感しました。