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スーパーなクリスマス・プレゼント!

あす、いやもう今日か、12月28日まで東京・東中野ポレポレ東中野で上映、その後は横浜シネマリンで12月30日から1月1日の元日休みを挟んで12日まで上映予定、大阪の第七藝術劇場では1月13日から26日までの上映が控えている映画『ラモツォの亡命ノート』。

 

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この映画の主人公・ラモツォは、夫のドゥンドゥップ・ワンチェンが政治犯として中国で逮捕され、突然、故郷へ帰れなくなった亡命チベット人です。

 

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北京五輪へのチベット人の意見を集めたドキュメンタリー映画『恐怖を乗り越えて』を作っただけで政治犯として囚われ、先ごろ釈放されたものの、いつ中国から出てアメリカの家族の元に合流できるのかわからなかったドゥンドゥップ・ワンチェン氏が、なんと先日の25日午後に、サンフランシスコ在住の妻子と合流しました! 素晴らしいクリスマスプレゼント!

 

 

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中国政府のチベット弾圧の「生きた証人」であるドゥンドゥップ・ワンチェン氏が中国国外に出ることはむずかしいのではないか、と思っていただけにこのニュースにはチベット支援者界隈大騒ぎの大喜びです!

 

 

なお、横浜シネマリンでは新年最初の週末の1月6日と7日の各12:20回上映後、『ラモツォの亡命ノート』の小川真利枝監督の舞台挨拶があります。もしかするとサンフランシスコに着いてからのドゥンドゥップ・ワンチェン氏のインタビューや、家族が合流した『ラモツォの亡命ノート』の真の結末が見られるかもしれませんね。

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とはいえ、まだたくさんのチベット人政治犯が自由になっていないことを忘れず、支援活動を続けていこうと思います。そして、チベット問題に関して、日本の皆さんのご支援をいただきたいのです。支援と言ってもいきなりデモに参加とかではなく(もちろん参加してくださるのはとてもうれしい!)、こうした映画を見てみることや、「チベットどうなってるのかな」と関心を持ってくださるとうれしい。チベット状勢に注目している隣の日本人が多くなれば、中国政府も気になって、チベット人の扱いに慎重になってくるからです。