読んだり食べたり書き付けたり

霊長類ヒト科アゲアシトリ属ジュウバコツツキ目の妄想多め日録

東京バレエ団ファミリー公演『真夏の夜の夢/セレナーデ』@東京文化会館

最初の『セレナーデ』が夢のように美しく、かつチュチュの衣装デザインのおかげで妙にエロティックでハァハァしました。なのに両隣のおばさま二人とも寝てるし。こんな美しいものを見逃すなんて、もったいない!

https://twitter.com/TheTokyoBallet/status/990590119231995904

ちなみにこの女性の衣装の白っぽい部分が、脚が動くにつれて完全に脚が透けて見えるんですよね。この全体の薄い水色の淡い印象と相俟って、本当に美しい。もちろん、東京バレエ団のアンサンブルの完璧さがその美しさを表現しているわけですが。

 

休憩をはさんで『真夏の夜の夢』。オベロンがフリーデマン・フォーゲルな以外は東京バレエ団ですが、またもや左右のおばさまが眠りがち。左側の人なんてほぼ寝てるし。ああ、もったいない~!

ただ、集客のためもあるのだろうけど、オベロンが客演の必要はあったのかな? とちょっと思いました。パック含む東京バレエ団の面々が、妖精なのに着地音が、とフォーゲルと比べてしまうと目立つので……。

これは20年近く前、ギエムが主演でコール・ドが東京バレエ団だった『白鳥の湖』以来、気になっているのですが、やはり日本人と西洋人では筋肉の付き方に差があるのは仕方のないことなのでしょうか。

 

ここからは配役とは関係のないいつもの妄想。

f:id:Mmc:20180430235939j:image

真夏の夜の夢』というと、タイターニアとオベロンが、インドからさらわれてきた美しい少年を取り合う、というのが物語の端緒になるわけですが、今日もですがその少年、子どもなんですよね。これが「インドからさらわれてきた美少年」だったら……。

 いやいや、ラシャーヌが『真夏の夜の夢』の世界に入り込んだら、いたずら妖精パックが二人になって、収拾つかなくなっちゃうから……。