待降節なのでクリスチャンぽいことを書く
ああベツレヘムよ などかひとり
ほしのみにおいて ふかくねむる
しらずやこよい くらきそらに
このよのひかりの てりわたるを
この歌詞の「ほしのみにおいて」を「星の身において」=「占星術的な何か」だと思っていたら、「星のみ匂いて」だと知ったときの納得感といったら!
ところでなぜいきなりクリスチャンぽいことを書いたかというと、この記事を読んで、私自身もキリスト教徒なので、クリスマスの電話の話が胸に迫るものがあったからです。キリスト教のキの字もないところで働くことになったとき、こういう電話があったら嗚咽してしまうだろうなあ、と。
中村哲さんの訃報を知ったのは職場で、「命に別状はない」とのニュースでほっとしたあとだったので、よけいにショックでした。そのほんの数日前、この連載を読んだばかりでもあり、その日からしばらくは亡くなられたショックで、ずっと頭のなかは「なんてことだ……」ばかりを繰り返していました。
当日は会社の帰りに仲間とちょっと会って、ほんの数分だけどバカ話をして笑い合えたのがほんとに有り難かった。
ピースマーチなどで、わたしたちがウイグルの方と協同できる遠因に、アフガニスタンというイスラム教の国のためにお仕事をされていた中村哲さんの存在はあったと思います。中村哲さんの魂の安寧を心から祈ります。
といっても、祈る以外は寄付することくらいしかできないわけですが。