わたしが出会ったスゴい誤植
今週のお題「読書の秋」
とあるのですが、
今日は最近の読書の中で
カバーを開いて口絵を見ると4枚目、山の斜面と空のような、
「インド、アルナーチャル・プラデーシュ州パリジ村で、
原書房に問い合わせたところ、
http://www.harashobo.co.jp/
しかし、
http://www.harashobo.co.jp/
http://www.harashobo.co.jp/
http://www.harashobo.co.jp/
他に以下の不思議がありましたが、
・36ページ8行目の改行
「と呼ばれる」で改行されているが、
・84ページ4行目の衍字
一般的な見方に反してて、
↓
一般的な見方に反して、
・105ページ後ろから3~2行目の脱字
若者がクリオル語を話したがるために
↓
クレオール語
(本書のほかの部分ではクレオール語の表記)
・198ページ5行目の誤用
きっかり三九六人
↓
「きっかり」という言葉は三百人とか四百人などの区切りのいい数字の枕詞では?
オオカミ、群れに戻る: オオカミを育て、野生に戻した女性の物語
- 作者: 李微〓,林嘉純,胡玉菲
- 出版社/メーカー: 彩流社
- 発売日: 2016/03/30
- メディア: 単行本
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落丁乱丁ばりの校正校閲のされていなさでめちゃくちゃ読みにくいので、内容の正当な評価が難しいほど。最初から付箋を貼り付けていたら、付箋約240枚を使い切ってしまいました。ひどい場合は見開き2ページで4~5か所の不備があるのです。
表記ゆれは当たり前、衍字脱字誤字に、主語と述語がかみ合っていなかったり、主語のない述語が出現したり、数字に関しては半角全角入り乱れ、もうめちゃくちゃ。金返せというか、本業が校閲なので、作業代払えと言いたいレベルです。よくまあこの状態で出版しようと思えたなあ。
なお、写真は変なトリミングで背景の一部しか写ってないなんてこともなく、かわいいです。
具体的には次の通り(ごくごく一部です)。
・9ページ2~3行目
大胆不敵で自由解放に成長させた。
↓
自由奔放
・9ページ17~18行目
中国現代青年女性の一人の中で、
↓
中国現代青年女性の中の一人で、
・13ページ5~7行目
アメリカは誰よりも早くこのようなオオカミの精神に気づき、その本質は資本主義精神、市場経済精神、企業精神及び民族復興精神に最も繋がりの強いものだ。
↓
ハァ……。こういうの、学校の英語のテストの日本語訳によくありますよね。もちろん点もらえないタイプの解答で。
・14ページ6~8行目
「老狼」である私は、本書――『オオカミ、群れに戻る』を、中国全土はもとより、アジアの読者の皆様にも読んでいただきたい。そして『神なるオオカミ』の次に世界で遠吠えする二匹目の「中国狼」になっていただけるように心から願う。
↓
……。「お名前様いただいてもよろしかったでしょうか」的なイライラを感じます。
・18ページ10行目
遊牧民のお兄さんが●●(ツァンパ)を一口齧って口で噛み砕きながら
↓
……。ツァンパは大麦の粉で、噛み砕くような硬いものではありません。
・27ページ11~12行目
まさか子オオカミは私のことを自分の母親だと思い込んだみたいだ。
↓
どうやら、もしかして、では? 「まさか」の「もしかして」「どうやら」との誤用が全編で頻出しています。
・187ページ18行目
その穴から歯くぎまで届く
↓
歯ぐき
・202ページ14行目
この足がまだ治ることができるのかわからない。
↓
治すことができるのか
・221ページ10~11行目
自分の口と鼻で、ロックしたような南京錠を開けられるなんて
↓
ロックした南京錠のようなもの
・272ページ10~11行目
やつは行ったい
↓
いったい
・275ページ16行目
キツネと野スリは
↓
同ページ10行目では「キツネと野リス」
・281ページ5行目
空にヒマラヤハゲワシや、ハゲワシなど
↓
ヒマラヤハゲワシはハゲワシに含まれるのでは?
・285ページ8~9行目
一回目の叫び越えのやまびこと重なって
↓
叫び声
・313ページ8行目
裸麦酒(ハダカムギシュー)が入った釜
↓
(はだかむぎしゅ)
・319ページ13行目
腰にかけているカメラ
↓
下げている:肩にかける、腕にかけるなど明らかな突起があるところにはかけるといいますが、腰は無理では。
・371ページ5~6行目
目付きはから一層がっかりしたような
↓
目付きからは
以上、としたいところですが、上記の例はこの本の誤字脱字衍字のごく一部です。
SEALDsと東アジア若者デモってなんだ! (イースト新書)
- 作者: 福島香織
- 出版社/メーカー: イースト・プレス
- 発売日: 2016/02/10
- メディア: 新書
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現在進行中の読書では、『SEALDsと東アジア若者デモってなんだ! (イースト新書)』の、「てにをは」レベルの間違いがとにかく多くて、