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霊長類ヒト科アゲアシトリ属ジュウバコツツキ目の妄想多め日録

2017-01-01から1年間の記事一覧

「イン・ザ・ナイト」

それぞれの衣装の素敵さと、リフトでの蝶が舞うようなひらひら感、ブラウリオ・アルバレスさんの王子様っぷりにうっとり。うっとりできたのも、ショパンを弾く松木慶子さんの演奏がきちんとしていたおかげ。世界バレエ・フェスなどでがたついたショパンの生…

「中国の不思議な役人」

「役人」は、これまで何度か見たときには、宝塚のレビュウの衣装のようにスパンコールと羽根のついたレオタードを着て男が演じる「娘」役は、女性に見えなくもない体格の男性ダンサーが演じていることが多かった記憶があるのですが、22日の公演では明らかに…

東京バレエ団@Bunkamuraオーチャードホール

すこし時間が経ってしまったのですが、2月22日の東京バレエ団の「中国の不思議な役人」(以下「役人」)と「イン・ザ・ナイト」(以下「夜」)の感想を。すでにオーレリ・デュポンの「ボレロ」の感想を先にあげていますが、上演順は ・役人→夜→ボレロ でした…

オレリー・デュポンの「ボレロ」@Bunkamuraオーチャードホール

緊張のほかに重圧を感じるオーレリ・デュポンの「ボレロ」だった。ギエムが「最後」という封印を何度も破って、東日本大震災後や一昨年の大晦日までボレロを踊り続けてきた日本でボレロを踊る、という重圧は、こちらが勝手に想像していただけではないと思う…

トリ人間が謎である謎

例のラスコー展のトリ人間について、夫の人との会話。 夫の人「人間って不便だね」 わたし「なんで?」 夫の人「一目瞭然のはずの絵を描いても伝わらないなんて。人間が鳥になるっていったら、世界中どこでも天に昇るとだいたい同義語じゃない?」 わたし「…

特別展「世界遺産 ラスコー展 〜クロマニョン人が残した洞窟壁画〜」@国立科学博物館

駆け込みで見てきました。おやつどきに着いたらまあまあ混んでおり、それでも音声ガイドも楽しみつつ2時間強はいたかなあ。洞窟の1/10レプリカはミニチュア好きにはたまらなかった! ただ、人形の大きさなどから1/12では? という疑念も。【作品紹介】なにや…

『魔夜峰央タロット』(説話社)発売記念 魔夜峰央先生 ミニトークショー&サイン会@書泉グランデ神保町

タロット占い―トランプ占い・遊び方付作者: 山田美登利,魔夜峰央出版社/メーカー: 白泉社発売日: 1980/11メディア: 単行本この商品を含むブログを見る中学のとき学校で没収された、魔夜峰央先生のタロットカードの再発記念ミニトークショー&サイン会。魔夜…

『天使にショパンの歌声を』@YEBISU GARDEN CINEMA

日本版タイトルがこっぱずかしいのと『天使にラブ・ソングを…』の劣化コピーなので注目していなかったのですが、1960年代のカナダにおける学校教育の政教分離がモチーフと知って見ることに。日本版タイトルからは予想できないほど、骨太でシビアな内容でした…

『MERU/メルー』@新宿ピカデリー

山の楽しさと厳しさに少しでも触れたことのあるひとは、変なアドレナリンが出まくること請け合い。登山家自身が撮っているドキュメンタリーなのだが、どうやって撮ったのかわからない凄いショットが頻出する。ただでさえほぼ垂直の壁を登っていてスリリング…