[読闘]今日付けの「フジサンケイ ビジネスアイ」
1面の「経済妄説事典」にある「ウナギの毒」とはなんのことか?
この記事がほとんど丸写ししているとさえ思われる元ネタ書、『もう牛を食べても安心か』2004年、文春新書、福岡 伸一著では、同じ文脈で「フグの毒」となっている。
そもそも、BSE(牛海綿状脳症)を引き起こす異常プリオンが、「ウナギの毒と同じ」と断ぜられたことがあるのか。
そして、なぜこの記事は「ジャーナリスト*1」と名乗る人間が書いているにもかかわらず、ほとんど完全な『もう牛を食べても安心か』の一部分の要約のようになっているのか。
それともこの「経済妄説事典」の書き手・東谷暁(ひがしたに さとし)氏とは、実は『もう牛を食べても安心か』の著者のペンネームなのか。
さまざまな疑いの沸いてくる記事だ。
「フジサンケイ ビジネスアイ*2」の編集氏は精査されなかったのだろうか。
*1:同じ題材において、福岡伸一のもう牛を食べても安心か』と偶然同じ論旨と結論にたどり着いたのだとしても、すでに昨年同じ論旨と結論の類書が発行されていることへのリサーチがジャーナリストとして足りていない。
*2:http://www.business-i.jp/、ちなみにここに書く前にほぼ同じ内容で質問メール(詰問メールだったかも)を送ってみたけど、なしのつぶてです。